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2018年10月23日(火)
フードビジネスの今

乾しいたけパテ開発 「和洋中何でも合う」 北郷の岡田商店

2015/04/06
岡田商店が開発、販売している「椎茸パテ」

岡田商店が開発、販売している「椎茸パテ」

 美郷町北郷の岡田商店(岡田栄一代表)は、県産原木乾しいたけを使った新商品「椎茸パテ」を開発、販売を始めた。細かく刻んだ乾しいたけをニンニクや菜種油とともにペースト状にしたもので、パンに塗ったり調味料として使ったりと、食べ方はいろいろ。開発を担当した同商店常務で、岡田代表の妻の光さん(32)は「和洋中、何にでも合うこれまでになかった商品。幅広い世代の人に食べてほしい」と話す。

 同商店は原木乾しいたけを扱う問屋で、1921(大正10)年創業の老舗。結婚を機に家業に携わることになった光さんは、消費や価格の低迷に苦しむ生産者を見て「どうにかして消費量を増やしたい。若い世代にも食べてもらえるような新しい売り方が必要」と考えるようになった。

 3年前から開発に着手。戻す手間が面倒、というイメージを払拭(ふっしょく)する手軽さや、独特のうまみや風味を残すことにこだわり、原料も県産乾しいたけ、県産ニンニク、岩塩、菜種油と必要最低限に絞り込んだ。専門家の助言も受けながら試行錯誤を続け、満足いく形になったのは今年1月。製造は宮崎市の食品会社に委託、パッケージや付属のミニレシピ集のデザインは自ら手掛けた。

 開発に当たり、より専門的な知識を得ようと、だしの知識を持つ民間資格・だしソムリエ2級も取得した光さん。「乾しいたけの持つ可能性の大きさにあらためて気づいた」とさらなる商品開発にも意欲を見せる。

 パテは90グラム入り880円。同商店のほか同町西郷の「美郷ノ蔵」、宮崎市内のデパートなどで販売している。同商店(電話)0982(62)5005。

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