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2020年2月25日(火)
フードビジネスの今

宮崎牛、米輸出を開始 消費拡大に期待

2014/02/22
米国向けに輸出される牛肉を積載したトラックを見送るミヤチク関係者ら

米国向けに輸出される牛肉を積載したトラックを見送るミヤチク関係者ら

 ミヤチク(都城市高崎町、羽田正治社長)は21日、都農町川北の都農工場で加工した牛肉の米国向け輸出を開始した。同国による認定を取得して可能になったもので、都城市高崎町の高崎工場に続く同社の輸出拠点として機能強化。これにより宮崎牛の海外での認知度向上、消費拡大が期待されている。  牛肉の対米輸出には、総合衛生管理製造過程(HACCP=ハサップ)の基準を満たす工場として米国農務省に認定される必要がある。同社では高崎工場が1990年に国内で先駆けて認定を取得。輸出量を年々増やしており、本年度は1月末時点で既に年間最高の約40トンを輸出している。

 都農工場でも基準を満たすための設備改修や作業マニュアルの見直しなどを2007年から進め、厚生労働省を通じて13年2月に同国に申請。同10月に認可され、マカオ、香港、タイ、シンガポールに続く輸出対象先となった。同社では来年度に都農、高崎の2工場から計50トンを対米輸出する計画。

 21日には、シカゴ向けに初めて輸出される牛肉の搬出を祝うセレモニーが都農工場で開催され、羽田社長が「松阪牛、神戸ビーフなどが国内市場を席巻しており、外国に打って出て高い評価を受け、国内を再び攻めるグローバルな戦略が必要だ」と訴えた。

 出席したJA尾鈴肥育牛部会の岩崎勝也部会長(44)は「等級の高い肉の生産量が増えているのに、国内での売れ行きが伸びていない。輸出が増えれば生産者として心強い」と期待を強めていた。

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