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2018年12月12日(水)
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管理職へ向け、育児と仕事の両立支援

2018/03/28
20180327-admin_image_1522137967.jpg 企業の管理職向けに、女性社員の妊娠や出産、育児と仕事の両立がしやすい環境づくりを支援する取り組みが広がっている。社員の妊娠にまつわる知識、対応をメールで提供するサービスや、職場の実情に合わせた研修が実施されている。

 企業の管理職向けに、女性社員の妊娠や出産、育児と仕事の両立がしやすい環境づくりを支援する取り組みが広がっている。社員の妊娠にまつわる知識、対応をメールで提供するサービスや、職場の実情に合わせた研修が実施されている。

■無料


リクルートホールディングスのサービス「カムバ!ボス版」の無料メールを受け取るイメージ

リクルートホールディングスのサービス「カムバ!ボス版」の無料メールを受け取るイメージ

 リクルートホールディングスは2017年1月、企業の管理職向け無料メールサービス「カムバ!ボス版」を始めた。企業の社会的責任(CSR)活動の一環として、グループの育児と仕事の両立を支援するプロジェクトで提供している。

 管理職を対象としたアンケートなどから「妊娠についての知識がない。いつ、何を伝えたら良いのか分からない」といった声が寄せられた。そこで、妊娠週数に応じた母体の状態、働き方の留意点、法律や制度を定期的にメールで紹介するサービスを考えた。部下の出産予定を登録すると、妊娠週数に合わせ「産前面談の時期」「切迫流産など万が一の場合に備えた引き継ぎ準備」といった情報が得られる。

 各地に拠点を持っていることなどから、一度に人員を集めて全体で研修がしにくい中小企業の利用も多いという。担当者の二葉美智子さんは「働き続けるためには、復帰後の職場の理解が大切になる。ぜひ活用してほしい」と話した。

■申し込み増加


インソースの企業向け研修のイメージ

インソースの企業向け研修のイメージ

 企業向け研修を手掛けるキャリアネットワーク(東京)は、5年前から女性の職場復帰や活躍を促す管理職研修を開催。男性社員が多い建設業などを中心に申し込む企業が増えているという。

 西村直哉社長は「復帰後の面談で配慮の気持ちから『負担のない業務担当にした』などと告げる上司もいる」と指摘。「本人の意向や家族の協力の有無を確認しない対応では女性のキャリアアップや企業の人材育成にはつながらない」と話す。


■地方


 研修事業を手掛けるインソース(東京)は、管理職向けの女性活躍推進研修の内容を拡充している。職務の中で難しいと感じる上位に「育児・介護中の社員のフォロー」が挙げられる。同社は企業の職種や人員構成ごとにプログラムを作成、演習を実施している。

 舟橋孝之社長は「人材不足が課題の地方企業から研修を受けたいという声が多く、両立支援に真剣に向き合っていると感じる」と話した。

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 仕事と育児の両立支援 自宅などで働くテレワークや、柔軟な勤務時間を導入する企業がみられる。悩みを相談し合うスマートフォンのアプリも利用されている。

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