訪日外国人に鉄道アピール
■招き猫

東京・豪徳寺の招き猫を手に喜ぶ外国人旅行者(右)

東急電鉄世田谷線の「幸福の招き猫電車」=東京都世田谷区
外国人が書き込んだSNSを見て日本人の観光客も増加、電車の利用が伸びたという。「人気のスクランブル交差点がある渋谷から30分以内で、昔ながらの日本の良さが残る静かな場所に行けるギャップが受けている」(担当者)と説明する。
■六甲山

阪急電鉄や阪神電気鉄道の外国人旅行者向け乗車券
特に市街地に隣接して交通の便が良い神戸・六甲山は家族でゆっくり過ごせるレジャー施設が並び、集客への期待が強い。「人工スキー場は大阪、京都の近くで雪を手軽に楽しめると好評で、アジア圏では珍しいケーブルカーにも楽しんでもらえる」(観光担当者)と手応えを感じていた。
■地元の食材
南海電気鉄道は和歌山市駅の再開発を進めており、20年にホテルや商業施設が開業する予定だ。南海電鉄が乗り入れる関西空港には大阪・梅田よりも近く「インバウンドの需要を増やしたい」(広報)と意気込む。
ホテル最上階に紀の川が望める露天風呂を設け、フロントは英語や中国語に対応する。商業施設には地元の食材を扱った飲食店の誘致を進める。
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スローライフ ゆったりとした暮らしや文化を大切にする生活様式。手軽にファストフードを利用する食文化を見直し、地域の食材や伝統的な料理を再評価する運動が起源になっている。
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