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2018年5月24日(木)
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医療・介護でロボット活躍

2018/02/15
 医療や介護の現場でロボットの存在感が増している。リハビリ用の装着型ロボットや、車いすより動きやすい電動四輪、患者への受付対応をするロボットだ。人手不足が課題となる中、活躍の場は広がりそうだ。

■医療・介護でロボット活躍


 医療や介護の現場でロボットの存在感が増している。リハビリ用の装着型ロボットや、車いすより動きやすい電動四輪、患者への受付対応をするロボットだ。人手不足が課題となる中、活躍の場は広がりそうだ。

ロボットスーツ「HAL」を利用し、歩行訓練をする男性=大阪市の「永寿ケアセンター」

ロボットスーツ「HAL」を利用し、歩行訓練をする男性=大阪市の「永寿ケアセンター」

▽歩行を手助け


 筑波大発のベンチャー企業サイバーダイン(茨城県つくば市)は、脳卒中などで自力歩行が難しい患者が病院や介護施設のリハビリで体に装着、歩行能力を改善させるロボットスーツ「HAL(ハル)」を販売している。

 HALは人が体を動かそうとするときに流れる電気信号を皮膚から読み取り、モーターを動かして動作を手助けする。用途に応じて、片脚や両脚など複数の型がある。

 大阪市の介護施設「永寿ケアセンター」は、HALを6台導入。脳梗塞で右の手脚に後遺症がある男性(77)は2カ月で、右手で字を書けるまで回復。「腰から膝までのまひが減り、効果を実感している」。脚に着けるタイプの場合、この施設では1時間5千円で利用できる。
四輪駆動の電動ロボット「RODEM」に乗り、テーブルで新聞を読む男性

四輪駆動の電動ロボット「RODEM」に乗り、テーブルで新聞を読む男性

▽車いす


 ロボット開発会社のテムザック(福岡県宗像市)は、車いすよりも楽に移動ができる四輪駆動の電動ロボット「RODEM(ロデム)」の販売を始めた。1台98万円で注文を受け付けている。

 ベッドから乗り移るとき、体の向きを変えずにロボットにまたがるため転倒を防ぎやすい。細かい方向転換をし、乗ったままテーブルでの食事や洗面所の洗顔ができる。
「アール歯科セントラルクリニック」で患者の受け付けをする人型ロボット=さいたま市

「アール歯科セントラルクリニック」で患者の受け付けをする人型ロボット=さいたま市

▽新たな労働力


 医療サービス業の医療予約技術研究所(東京)は、ロボットが歯科診療所の窓口で患者受付や予約対応をするサービスの提供を始めた。

 専用のシステムを組み込んだ人型ロボット「Pepper(ペッパー)」が患者に話し掛けたり、タッチパネルで指示を受けたりして、職員の事務負担を減らす。人工知能(AI)でスケジュールを管理して特定の時間帯に診察が集中しないよう予約を調整、歯科医の負担も軽くなる。

 昨年導入した「アール歯科セントラルクリニック」(さいたま市)では、興味津々の子どもやお年寄りと対話する。

 「次回の予約はこの日でいいですか?」。

 定期的に通う患者の曜日などを学習し日程を提案。顔認証で受付がスムーズにでき患者の手間を省く。

   ×   ×

 医療介護ロボット 患者がベッドから離れたら知らせる見守りセンサーなどが、病院や介護施設で既に導入されている。

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