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2019年3月20日(水)
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ITを活用し働き方を改革

2018/01/30
 国が働き方改革を進める中、会社から離れた場所で働く「テレワーク」や、柔軟な勤務時間を導入する企業が増えている。ITを活用した会議や情報共有により、自宅や出先での勤務を拡大する。育児との両立や地方移住にもつながりそうだ。

育児と両立、地方移住も


岐阜県内のサテライトオフィスで、画面を見ながら東京にいる社員らとやりとりする「ブイキューブ」の役職者

岐阜県内のサテライトオフィスで、画面を見ながら東京にいる社員らとやりとりする「ブイキューブ」の役職者

 国が働き方改革を進める中、会社から離れた場所で働く「テレワーク」や、柔軟な勤務時間を導入する企業が増えている。ITを活用した会議や情報共有により、自宅や出先での勤務を拡大する。育児との両立や地方移住にもつながりそうだ。

▽新制度


 ウェブ会議システムなどを開発する「ブイキューブ」は、2017年10月に新人事制度を発表。週1回の在宅に限定していた社外勤務について、回数や場所の制限をなくした。午前6時~午後9時の間で自由に働ける。

 同社は「育児や介護に携わる社員が増え、家庭の事情に応じた柔軟で働きやすい環境を整えたいと考えた」と説明する。

宮城県内にある「ブイキューブ」のサテライトオフィス

宮城県内にある「ブイキューブ」のサテライトオフィス

 岐阜県内のサテライトオフィス(出先拠点)で働いた役職者もいる。ITによる会議システムのノウハウを生かして、本社の担当者との間で緊密に意思疎通、業務に支障がないようにした。

 このほか、電話対応を中心とした営業部門で働く30代の女性社員からは「1時間半の通勤時間を育児の時間に充てられる」と好評だ。

 さらに宮城県や和歌山県にも同様の拠点を設けて、現地採用にも力を入れる。

 高見耕平執行役員は「働き方や環境を変えることで人手不足を解消、現地での雇用増加、地方創生にもつなげたい」と話した。

▽個別対応


自宅で仕事をする「アンカバートゥルース」の河原里香さん

自宅で仕事をする「アンカバートゥルース」の河原里香さん

 IT関連企業の「アンカバートゥルース」(東京)は、17年4月から社員の生活実情に合わせた柔軟な働き方制度を本格的に導入している。

 システム開発担当の30代男性は、子育ての事情もあって青森県に移住。最低月1回、東京本社に足を運ぶ以外は自宅で勤務している。打ち合わせや業務報告は、専用チャットなどを設けて本社とやりとりする。

 マーケティングとPR担当の河原里香さんは2人の子どもを持つ。保育園の迎えに合わせて、会社での勤務を終えて帰宅。家事などを済ませた後、パソコンを使い自宅で1時間ほど仕事にかかる。「育児と両立しつつ、経験やスキルを生かしたやりたい仕事ができている」と話す。

 人事責任者の浜田牧子さんは「優秀な人材に働いてもらうため、個別の事情に合わせた対応を進めている」と説明した。

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 テレワーク ITを生かし自宅など職場以外で働く手法。場所や時間を働き手の事情に合わせて設定する勤務形態が増えている。

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