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2018年6月23日(土)
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災害に備え食品多彩に

2017/08/29
 メーカー各社は地震や豪雨災害の経験を踏まえたさまざまな備蓄用食品を開発、販売している。食物アレルギーに対応し長期保存できる商品、オフィスでも使えるタイプなど多彩だ。

アレルギー対応や長期保存


 メーカー各社は地震や豪雨災害の経験を踏まえたさまざまな備蓄用食品を開発、販売している。食物アレルギーに対応し長期保存できる商品、オフィスでも使えるタイプなど多彩だ。9月1日は「防災の日」で、家庭や職場で非常食の備えを見直すきっかけにもなりそうだ。

▽70種類


東急ハンズ渋谷店の備蓄用食品の売り場=東京・渋谷

東急ハンズ渋谷店の備蓄用食品の売り場=東京・渋谷

 東急ハンズ渋谷店(東京)は防災用品売り場で、備蓄用食品を約70種類展開している。お湯を注げば食べられるフリーズドライのピラフや缶入りのパン、温める必要がないカレーなどが並ぶ。

 飽きないよう主食のほかに、ようかんなど長期保存できる菓子を組み合わせて買う人が多い。顧客からは「こんな商品があるのか」「普段から食べたい」といった声が寄せられるという。

 広報担当者は「消費者の防災意識は高まっているように感じる。期限が迫ると家庭で食べて、新たに食品を買い求める傾向がある」と指摘した。

▽原材料


グリーンケミーの食物アレルギーに対応したピラフなどの商品=東京都江東区

グリーンケミーの食物アレルギーに対応したピラフなどの商品=東京都江東区

 備蓄食品などを製造・販売するグリーンケミー(東京)は、食物アレルギーの人たちに配慮した商品を展開。7年間保存できるレトルト食品のピラフと五目ごはんは、いずれも食物アレルギーの原因となる卵や小麦など27品目や貝類を使わずに製造している。希望小売価格は1袋518円。

 同社は「学校や自治体などから、災害時の混乱のなかでも、食物アレルギーの人が安心して食べられる商品を求める声が多い」と話した。

 このほか、10年の長期保存が可能なクッキー(1袋453円)も人気という。

▽収納


杉田エースの「オフィス イザメシ」を職場の棚に収納しているイメージ

杉田エースの「オフィス イザメシ」を職場の棚に収納しているイメージ

 非常食を手掛ける「杉田エース」(東京)の「オフィス イザメシ」シリーズは豊富な種類に加えて、収納する箱の形に特徴がある。

 書類ファイルのようにしており、職場の棚や引き出しに入れられる。地下室や倉庫の奥にしまわれがちな備蓄用品を身近に置いて、緊急時に迅速に活用できるように考案した。

 帰宅難民となった際などの1.5日分の食料を想定。例えば、カレーリゾット、豚のしょうが焼き、牛丼、デザート、水などがセットになっている。価格は1箱4104円。3人用などもある。

×   ×

 備蓄用食品 3~10年といった長期保存ができるのが特徴で調理が不要なものが多い。主食、副食、デザートなど多様化している。

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