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2018年8月16日(木)
紙面県内経済

干しシイタケ魅力発信 日南市北郷町「茸蔵」

2011/09/10
開発した3商品を手にする黒木代表(右)と、妻の智美さん。ピクルスは智美さんが数年前から自家用に作っていたものにヒントを得た

開発した3商品を手にする黒木代表(右)と、妻の智美さん。ピクルスは智美さんが数年前から自家用に作っていたものにヒントを得た

 原木シイタケ栽培の「茸蔵」(日南市北郷町、黒木慎吾代表)は、干しシイタケを使用した加工品の開発、販売を始めた。地元の製茶業者と立ち上げた食品開発プロジェクトによる第1弾の商品で、干しシイタケの新たな食べ方の提案で消費拡大を狙うとともに、地産品とのコラボレーションで地元・北郷町の活性化にもつなげたい考えだ。

 販売を始めたのは、「原木椎茸のピクルス」(980円)など3種で、原料には自社の干しシイタケのほか可能な限り県産食材を使用。ピクルスは、一口大のシイタケを自社で栽培したタカノツメ、県産のニンニクとともに県内で醸造された米酢につけ込んだ。同町産のだいだい果汁も加えており、程よい酸味の中に残るシイタケの香りと歯ごたえのある食感が特徴。このピクルスを使用して作った「干し椎茸とお茶のタルタルソース」(650円)は、井ヶ田製茶北郷茶園(同、井ヶ田善次社長)製造の有機栽培茶を粉末にして混ぜ込んでおり薄い緑色になっている。このほか「干し椎茸とお茶の洋風ふりかけ」(550円)もある。

 「しいたけに恋した男」を自称する黒木代表は、日南市内の高校を卒業後、上京。全国チェーンの青果店に勤務する中で原木栽培したシイタケのおいしさに魅了され2007年にUターン後は、一貫して原木栽培にこだわったシイタケ生産を続けている。

 昨年10月ごろ「煮物やつくだ煮といった和食だけではない、幅広いシイタケの調理方法をいろんな世代の方に知ってほしい」と考えていた黒木代表と、有機栽培にこだわった茶の生産に取り組む同茶園の田村秀悟専務が意気投合し、地産食材を使用した食品開発プロジェクト「山の香組」を結成。シイタケと茶のコラボレーションを目指し県の機関やイタリアンのシェフ、農産物流通コンサルタントといった専門家の意見を取り入れながら先月末に商品を完成させた。県内の食品製造会社に製造を委託している。

 現在、県内のスーパーを中心に販路を開拓中で、当面の販売目標は各商品、月間500個。黒木代表は「今後は、地元のほかの食材とのコラボレーションにもつなげていければ」と話している。商品は12日まで宮崎山形屋(宮崎市)で開催中の「うめもんじゃ宮崎」でも販売している。

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