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2018年12月12日(水)
紙面県内経済

廃タイヤでサンダル 宮崎市の雑貨卸業者が販売

2011/08/09
廃タイヤなどを利用したケニア産のリサイクルサンダル

廃タイヤなどを利用したケニア産のリサイクルサンダル

 輸入雑貨の卸し販売を手掛ける「Genuine10000Miles」(ジェヌイン1万マイルズ、宮崎市、山本順子代表)は、廃タイヤを使いケニアで手作りされたサンダルや靴の販売を県内の雑貨店で始めた。商品は、廃タイヤや古着をリメークするケニアの“アーティスト”が現地生産したもので、デザイン性も高い。廃タイヤのリメークはアフリカの生活文化にも定着しており、山本代表は「ケニアと宮崎の懸け橋になりたい」と話している。

 山本代表は、父親が宮崎市出身、母親がイギリスとケニアのハーフで、幼少時代と大学時代はケニアで生活。同国の大学を卒業後に職探しをしていた際、廃タイヤを使ったサンダルや靴の商品性に着目し、2009年から観光客などをターゲットに現地で販売を始めた。

 現在、宮崎市のサンホテルフェニックス1階売店と、綾町の雑貨店の2店舗に商品を卸している。サンダルを中心とする商品は、一つ一つが同社と契約しているケニア人アーティストの手作りで、廃タイヤのほか、古い革製品からリサイクルした牛革を素材に使う。

 デザイン性が高く、明るいものから茶色や黒をベースにした落ち着いた雰囲気のものなど種類も豊富。廃タイヤは靴底に使われており、軟らかく心地よい履き心地に仕上がっている。価格は1足7千~2万円。

 社名は「1万マイル以上を走った廃タイヤから世界を変えたい」という意味が込められている。ケニアの生活文化にも根付く廃タイヤのリメーク品の販売は、イギリスの国際協力団体が主宰し、環境に配慮したビジネスを審査する「E-ideaコンペティション」(2010年6月)で3位入賞を果たすなど、高い評価を受けている。

 山本代表は「商品は、すべてが手作りで一品ものの価値がある。故郷宮崎を拠点に販路を広げ、東京でも販売していきたい」と話している。

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