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2018年6月25日(月)
紙面県内経済

清本鐵工が舗装事業進出

2018/03/24

 清本鐵工(延岡市、清本邦夫社長)とグループ企業の九州製鋼(福岡県久山町)は23日、石炭灰を用いた地表舗装の特許を持つ「くりんか」(福岡県宗像市、楳木(うめき)忠秋社長)と新たな舗装施工・販売事業で業務提携したと発表した。九州製鋼の電気炉から出るスラグ(鉱滓(こうさい))の付加価値を高めるのが狙い。遊歩道や広場、駐車場など幅広い舗装ニーズに対応できることから、九州の公共事業を中心に売り込んでいく。

業務提携の署名を終え握手する清本邦夫社長(左)と楳木忠秋社長=23日午前、福岡市

 清本鐵工(延岡市、清本邦夫社長)とグループ企業の九州製鋼(福岡県久山町)は23日、石炭灰を用いた地表舗装の特許を持つ「くりんか」(福岡県宗像市、楳木(うめき)忠秋社長)と新たな舗装施工・販売事業で業務提携したと発表した。九州製鋼の電気炉から出るスラグ(鉱滓(こうさい))の付加価値を高めるのが狙い。遊歩道や広場、駐車場など幅広い舗装ニーズに対応できることから、九州の公共事業を中心に売り込んでいく。

 新たな舗装サービスの名前は「KESロード」。3社が持つノウハウや強みを生かして開発した。くりんかの特許技術ではセメントや樹脂と混ぜる骨材に石炭灰を使っているが、KESロードでは電気炉スラグを活用。石炭灰を骨材とした場合より、強度が増すという。高い透水性と保水性を備え、雨による水たまりやヒートアイランド現象を抑制する効果も期待できる。

 清本社長によると、九州製鋼の電気炉から出るスラグは年間約1万5千トン。これまではアスファルト道路の下に敷く路盤材としてほぼ使われてきた。付加価値を高めようと模索していたところ、九州環境エネルギー産業推進機構(福岡市)のマッチング支援もあり、くりんかとの業務提携が実現した。

 九州製鋼は、くりんかと清本鐵工に電気炉スラグを供給。清本鐵工はくりんかから特許ライセンス供与を受け、営業ネットワークを生かした販売と施工を展開。くりんかも同様に行う。

 23日、福岡市内で会見した楳木社長は「サービスのバリエーションが増えたことで、より多くの社会のニーズに応えられる」、清本社長は「スラグの有効活用は業界の重要な課題。用途を広げ、付加価値を高める一つのモデルにしていきたい」と話した。

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