みやビズ

2018年8月19日(日)
紙面県内経済

イオンモール増床開業 中心市街地は独自色PR

2018/03/17

 宮崎市新別府町の大型商業施設「イオンモール宮崎」は16日、大規模増床を終え、グランドオープンした。新棟の「サウスモール」が加わり、モールの規模を示す総賃貸面積は約1・2倍の約8万4千平方メートル、店舗数は91増の254店舗となり、九州最大級。集客への影響が懸念される同市の商店街関係者は「地域の文化を発信していく」と独自色のPRによるすみ分けを誓った。

グランドオープンを迎え、初日から大勢の客でにぎわったイオンモール宮崎=16日午前、宮崎市

 宮崎市新別府町の大型商業施設「イオンモール宮崎」は16日、大規模増床を終え、グランドオープンした。新棟の「サウスモール」が加わり、モールの規模を示す総賃貸面積は約1・2倍の約8万4千平方メートル、店舗数は91増の254店舗となり、九州最大級。集客への影響が懸念される同市の商店街関係者は「地域の文化を発信していく」と独自色のPRによるすみ分けを誓った。

 同日は午前9時の開店前から約3千人が並んだ。友人と訪れた宮崎市吉村町、会社員鈴木奈央さん(28)は「これまで県内では買えなかったブランドがたくさんあり、買い物が楽しくなった」と笑顔を見せた。

 宮崎交通は利用増を見込み、JR宮崎駅東口と同モールを結ぶ路線バスのダイヤを改正。13日から平日、土日祝日ともに増便した。

 中心市街地の関係者は「協調」や「差別化」路線を目指し、生き残りを図る。一番街や若草通りで定期的に開催する街市の大古殿宗大(おおふるとんそうた)実行委員長(48)は「県全体の活性化という意味で否定はしないが、(2005年の)同モール開業時のように今回も客数は減るだろう」と分析する。

 街市を通じて活性化に一定の手応えがあり、20年に予定する宮崎駅西口複合ビルの開業も好機と捉える。「(西口)開発にうまく関わり、商店街の魅力を街市を通して今後も発信していきたい」 若草通りで衣料品のセレクトショップを経営する峰一樹さん(37)も「もともとイオンモールとは客層が異なっており、ほとんど影響はない。地域の文化を発信していく若草通りと、大衆向けのモールという位置づけ。若草通りはより洗練された専門店街となるのでは」と前向きに捉えた。

 同市の戸敷正市長は「(開業による)影響も相当あると思う」としつつ、「これまで競合してきた部分があったが、モールに来たお客さんに市街地の良さを知ってもらうことで、協調し、相乗効果を生むようなまちづくりを模索していきたい」と話した。

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