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2019年7月17日(水)
紙面県内経済

ブリ5万匹分、米輸出へ 延岡・新海屋

2018/03/16

 養殖魚の加工販売の新海屋(延岡市、小川裕介社長)は、主力商品の養殖ブリを三枚におろしたフィーレ商品を2019年1月から北米へ輸出する。同3月までに約5万匹分を輸出し、その約半数で県産ブリを使用する計画。同社が延岡市北浦町で今年4月に操業する新加工場「北浦ベース」で加工・出荷する。

北米輸出の拠点として来月完成予定の新加工場と小川裕介社長=延岡市北浦町

 養殖魚の加工販売の新海屋(延岡市、小川裕介社長)は、主力商品の養殖ブリを三枚におろしたフィーレ商品を2019年1月から北米へ輸出する。同3月までに約5万匹分を輸出し、その約半数で県産ブリを使用する計画。同社が延岡市北浦町で今年4月に操業する新加工場「北浦ベース」で加工・出荷する。

 新加工場は輸出に必要となる食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」に対応しており、10月には対米国のハサップ認証を取得する計画。12月からフィーレの生産に入る。ブリは県産や大分の養殖会社から仕入れる。既に国内の大手商社との間で輸出契約を結んでいる。

 北米では健康志向や日本食ブームを背景に、すしネタや刺身でのブリの需要が大きく伸びている。これを受けて冷凍ブリの輸出量は08年の約千トンから年々増加しており、17年は約7千トンとなっている。

 新加工場には、人手不足対策として、国内初となるブリ、カンパチ用の腹骨のすき取り機を導入。アルコール凍結機や冷凍、チルドなどについても最新機器を設置する。処理能力はブリの場合、1時間に約千匹で国内トップクラスとなる。

 新加工場では、ブリ養殖会社からの受託加工なども行う。また、マダイ、カンパチのほか、ノルウェー産サーモン、養殖クロマグロの加工も手掛ける。23年2月期までにブリは国内外で各20万匹の販売を目指しており、全魚種の売上高は30億円を見込む。

 小川社長は「北浦の基幹産業の一つである養殖魚の生産を盛り上げて、世界に誇る商品をどんどん出荷したい」と意気込んでいる。

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