みやビズ

2018年12月12日(水)
紙面県内経済

宮崎駅西口開発で宮交社長、JR専務会見詳報  

2018/03/02

 宮崎市のJR宮崎駅西口での複合商業ビル2棟を共同開発することについて宮崎交通(宮崎市、菊池克賴社長)とJR九州(福岡市、青柳俊彦社長)が基本合意した。2月28日に県庁であった会見では、菊池社長とJR九州の田中龍治専務が共同開発を決めた経緯や大手シネコン(複合映画館)や飲食店などを入居させ、中心市街地を活性化させる計画を明らかにした。会見での主なやりとりは次の通り。(敬称略)

JR宮崎駅西口の再開発について会見する宮崎交通の菊池社長(右)とJR九州の田中専務=28日、宮崎市・県庁

中心市街地を活性化 菊池社長

人集い触れ合う場に 田中専務


 宮崎市のJR宮崎駅西口での複合商業ビル2棟を共同開発することについて宮崎交通(宮崎市、菊池克賴社長)とJR九州(福岡市、青柳俊彦社長)が基本合意した。2月28日に県庁であった会見では、菊池社長とJR九州の田中龍治専務が共同開発を決めた経緯や大手シネコン(複合映画館)や飲食店などを入居させ、中心市街地を活性化させる計画を明らかにした。会見での主なやりとりは次の通り。(敬称略)

 -共同開発を決めた経緯は。

 菊池 これまでニトリモール宮崎(宮崎市)やドン・キホーテ(延岡市)を誘致し、自社不動産の有効活用を進めてきた。宮崎市の広島通りの営業所跡についても再開発を検討していた。この中で、単独で開発を行うよりも、九州各地の駅前で大型商業施設などを開発しているJR九州と連携することで、より魅力的な施設を開発できると判断した。

 田中 2011年に同駅西口に複合ビルKITENが開業した際、入居するJR九州ホテル宮崎をオープンさせた。ホテルから見ると駅西口は雑然としていて50年前のような風景だった。「陸の玄関がこんなものでいいのか」と反省した。だが、再開発するには自社所有地だけでは足りない。そこで親交のあった菊池社長に連携を持ち掛け、16年7月に共同開発に向けた覚書を結んだ。

 -再開発による中心市街地への波及効果は。

 田中 これまで宮崎を何十回も訪れた。中心市街地へ抜ける広島通りや若草通りを活性化させなければいけないと感じている。福岡市ではJR博多駅にJR博多シティや日本郵便の大型商業施設「KITTE博多」が開発されたことで、キャナルシティ博多や天神への回遊ルートができた。アミュプラザ鹿児島でも地元商店街と手を取り合って活性化に取り組んでおり、屋外広場では鹿児島県内の自治体などが年間約340回のイベントを行っている。宮崎でも同様のイメージを持って取り組む。

 まちににぎわいをつくる条件の一つがシネコン(複合映画館)。人が集まり、家族が遊べる。それからアミュプラザ大分にあるような子どもが遊べる屋上庭園も必要。これは年間約5千万円の維持費がかかっているが、人が集い、触れ合える場がないとまちは活性化しない。誰かが仕掛けなければ宮崎も変わらない。宮崎駅西口の新駅ビルは、県全体を巻き込み、宮崎らしさを盛り込み、他にはないものにする。

 -中心市街地で不動産開発を行う意義は。

 菊池 人口が減少していく中で、駅周辺の地区を面でとらえていくことが大切になる。宮崎市内の同駅、橘通3丁目、宮交シティは路線バスの9割が乗り入れる重要な拠点となっている。この3拠点を守らなければ中心市街地を守ることはできないと分析している。また、施設は継続性があり何十年も利用できるものにしなければならない。宮交は宮崎に育ててもらった。地元商店街とも協力し、中心市街地の活性化につなげることが恩返しになる。

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