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2018年9月22日(土)
紙面県内経済

人口減備え集約化を まちづくり考えるシンポ

2018/02/23

 まちづくりの在り方を考えるシンポジウム「戦略的に創るコンパクトシティ」(宮崎銀行、みやぎん経済研究所、九州経済調査協会主催)は22日、宮崎市の宮崎観光ホテルであった。参加した約150人が講演などを通じ、都市機能を集約する合理的なまちづくりの必要性について認識を共有した。

人口減少が進む中でのまちづくりについて考えたシンポジウム=22日午後、宮崎市・宮崎観光ホテル

 まちづくりの在り方を考えるシンポジウム「戦略的に創るコンパクトシティ」(宮崎銀行、みやぎん経済研究所、九州経済調査協会主催)は22日、宮崎市の宮崎観光ホテルであった。参加した約150人が講演などを通じ、都市機能を集約する合理的なまちづくりの必要性について認識を共有した。

 NHKスペシャル「縮小ニッポンの衝撃」を手掛けたNHK報道局の大鐘良一チーフプロデューサーと同研究所の杉山智行主任研究員がトークセッション。杉山氏が「社会基盤の老朽化が進む中、人口減に備えた市街地集約を図る必要性が再認識されている」と提起。人口密度で東京と40倍以上の差がある本県は1人当たりの行政コストが高くなっている現状などを紹介した。

 大鐘氏は、中心部に立地していない市営住宅への新たな入居を認めず、市街地の集約化とインフラ維持コストの削減を同時に図る北海道夕張市を例に説明。現入居者にも転居協力を依頼していることについて、「土地への思い入れなど情緒に流されてしまうとコンパクトシティーは実現できない。ただ、(入居者との)合意形成に相応の時間をかける必要がある」とした。

 今後の地方都市の在り方については「人口減少が急速に進む中、集約化は間違いなく必要。官民で自分のまちが危機的状況にあるということを共有して対策を講じていくべきだ」と述べた。

 このほか、著書「未来の年表」がベストセラーとなった産経新聞社の河合雅司論説委員による基調講演もあった。

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