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2020年1月22日(水)
紙面県内経済

拓け!海外市場~宮崎発 韓国人旅行客

2018/02/03

LCCが来県後押し

昨年12月に就航した韓国のLCCイースター航空

LCCが来県後押し

 日本政府観光局(JNTO)が発表した2017年の訪日外国人旅行者数は、前年比19・3%増の約2869万1千人(推計値)でJNTOが統計を取り始めた1964(昭和39)年以降、最多となりました。

 県内でも観光地や市街地で多くの外国人を見掛けるようになりました。観光庁の「宿泊旅行統計調査」によると、本県を訪れる外国人観光客は大きく増えており、2011年の約4万2千人泊が16年は約24万5千人泊、17年は11月までで約27万7千人泊(速報値)でした。その中で最多が韓国からの観光客です。

 韓国旅行者の主な目的はゴルフ。冬でも温暖で雪の影響をほとんど受けない宮崎は人気の訪問先です。これを受けてアシアナ航空は仁川-宮崎便を通常週3便から週5便に増やし(昨年12月から今年3月まで)、旺盛な需要に応えています。一方で夏は冬に比べて韓国からの訪問が落ち込む傾向があります。本県の美しい自然や豊かな食の魅力を生かしたゴルフ以外での誘客が課題となっています。

 このため県ではみやざき観光コンベンション協会とともに韓国で年間を通じた誘客促進のプロモーションに力を入れています。例えば韓国では旅行商品をテレビショッピングで購入するのが定番。そこで旅行会社に対し番組制作や旅行商品づくりへの支援を行っているほか、現地旅行会社への訪問や商談会参加を通じて本県の魅力を直接PRしています。

 このような中、昨年12月21日に韓国の格安航空会社(LCC)イースター航空の仁川-宮崎便が週3便就航しました。県内の観光施設からは韓国からのお客が増えたとの声が早くも聞かれます。LCCの利用者は女性や若年層の個人旅行者が多いという特徴があるといわれ、ゴルファーに加え新たな層が宮崎を訪問することが期待されます。

 韓国の海外旅行の形態は団体から個人へと変化しています。県では個人旅行を取り扱う現地旅行会社と連携してハングル版の観光地のガイドブックを作ったり、フォロワー数の多い韓国のブロガーを招いて観光情報をSNSで発信したりする取り組みを行い、個人旅行者向けのPRも積極的に行っています。

 アシアナ航空の増便やイースター航空の就航をきっかけに、韓国でも宮崎への関心が高まることが期待されます。この機会を生かし、これまで以上に多くの人に来てもらえるようオールシーズン楽しめる宮崎の魅力を精力的に発信していきたいと思います。
(観光推進課副主幹・黒田和臣)

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