みやビズ

2020年1月23日(木)
紙面県内経済

穐永氏、社長就任へ抱負 宮崎カーフェリー

2018/02/02

 宮崎カーフェリー(宮崎市、黒木政典社長)は1日、3月に発足し同社事業を引き継ぐ新会社の社長に、宮交ホールディングス(HD)取締役の穐永一臣(あきながかずおみ)氏(64)が就任予定であると正式に発表した。穐永氏は県庁で記者会見し、「カーフェリーは県の海上交通の要。その使命や役割を全従業員で心に刻み、一丸となって果たしたい」と抱負を述べた。

宮崎カーフェリーの事業を引き継ぐ新会社の社長に就任予定となり、県庁で記者会見する穐永一臣氏(右)。左は現会社の黒木政典社長=1日午後、宮崎市

 宮崎カーフェリー(宮崎市、黒木政典社長)は1日、3月に発足し同社事業を引き継ぐ新会社の社長に、宮交ホールディングス(HD)取締役の穐永一臣(あきながかずおみ)氏(64)が就任予定であると正式に発表した。穐永氏は県庁で記者会見し、「カーフェリーは県の海上交通の要。その使命や役割を全従業員で心に刻み、一丸となって果たしたい」と抱負を述べた。

 宮崎カーフェリーは本県唯一の長距離カーフェリー航路である宮崎-神戸航路を運航しているが、債務超過の状態にあり、更新期を迎えた船舶2隻の更新の見通しが立っていない。このため、県や地元経済界、政府系ファンドが出資して新会社を設立することになっており、社名も「宮崎カーフェリー」を引き継ぐ。3月1日に株主総会と取締役会を開き、穐永氏が社長に就くことで出資者らの理解を得ている。穐永氏を除く取締役は6人で、うち3人は社外から就任予定。

 穐永氏は船舶の更新について、「(リースではなく)新船建造なら多額の資金調達に心を砕かないといけない。皆で協議しながら決めたい」と説明。その上で、「新船に代替すれば燃費、輸送力向上など多くのメリットがある。そこに会社の活路を見いだしたい」とした。

 また、「豊かで柔軟な発想を持った若い力とベテランの豊富な経験、知恵を共鳴させて人材の総合力を高めたい」と意欲。一方で、コーポレートガバナンス(企業統治)にも触れ、「就任していただく社外取締役の経験や多角的な視点を生かし、財務体質の改善をはじめとする経営課題の解決や経営の透明性の向上を図りたい」と力を込めた。

 会見に同席した黒木社長は「(出資者らと)協議を重ね、外部から経験豊富な方をということで、穐永氏に決定した。われわれと同じ思いで事業を引き継いでもらえると確信している」と話した。

 穐永氏は宮崎市出身で早稲田大卒。宮崎銀行総務部長、事務統括部長などを経て、2010年に宮交HD取締役に就任。宮交HDの役職は6月の株主総会で退く見通し。

アクセスランキング

ピックアップ