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2019年7月19日(金)
紙面県内経済

宮大生案グランプリ ビジネスプランコン

2017/12/26

 九州の学生が地域の課題解決につながるビジネスプランを競う「第17回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」で、宮崎大工学部4年の木下(きした)大輔さん(23)のグループが考案した障害者の航空券などの予約手続きを簡略化するプランがグランプリに輝いた。3位に当たる九州経済連合会長賞には同大学医学部4年の大立目真臣(おおたつめまさおみ)さん(32)のグループが選ばれた。本県勢の入賞は初めて。

大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテストでグランプリを受賞した宮崎大の木下大輔さんらのグループ=22日、福岡市(木下さんのチーム提供)

 九州の学生が地域の課題解決につながるビジネスプランを競う「第17回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」で、宮崎大工学部4年の木下(きした)大輔さん(23)のグループが考案した障害者の航空券などの予約手続きを簡略化するプランがグランプリに輝いた。3位に当たる九州経済連合会長賞には同大学医学部4年の大立目真臣(おおたつめまさおみ)さん(32)のグループが選ばれた。本県勢の入賞は初めて。

 九州ニュービジネス協議会や九州経済産業局などの実行委員会が主催。大学・高専生から53件の応募があり、今月上旬に福岡市であったプレゼンテーション審査を通過した8組が、22日に同市で開かれた決勝に臨んだ。

 5人グループのリーダーである木下さんは生まれつき足が不自由なため、車いす生活を送る。自身が航空券を購入する際、車いすの使用や登録の手続き、電話でのやりとりなどが煩雑なことから、手続きを簡略化するシステムの必要性を思い付いた。

 プランでは、障害者の情報データベースとなる「TOBE(トゥービー)」を開発。障害者が自身の障害に関する情報をTOBEに登録。航空会社や鉄道会社などを利用する前にTOBEの登録情報を各社へ提供することにより、書類作成や申請などの手続きの負担が軽減されるシステムとなっている。

 障害者が現在抱えている負担を明らかにした点や、それらが軽くなるための具体策が明示されていること、社会に求められているビジネスプランであることが評価された。

 木下さんは「応援してくれた大学関係者にやっと恩返しができた。プランにまだ甘いところがあるので、事業化できるようさらに磨きたい」と喜んでいた。木下さんらのグループは来年3月、東京で開かれる全国大会に出場する。

 大立目さんは、同大学医学部学生と長崎大医学部学生の3人で共同提案。大立目さんはシステムエンジニアとして働いていた経験を生かし、精神疾患のある患者を支える家族や同僚などが病状や適切な対応を学ぶためのアプリを開発する計画を紹介した。全国に400万人いるとされる患者をIT技術を活用して支援するという先見性が注目された。

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