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2018年11月16日(金)
紙面県内経済

売り込めみやざきブランド 花卉

2017/12/16

【福岡発】認知度向上へ「花育」

福岡県内の小学校や児童館などで、児童や保護者を対象に開かれている「花育」の様子

【福岡発】認知度向上へ「花育」

 近年、花卉(かき)業界ではバレンタインデーに男性から女性へ花を贈る「フラワーバレンタイン」や、家庭消費を推進する「WEEKEND FLOWER」など、「花のある暮らし」の創出に向けた取り組みが活発に行われています。

 この背景には、若者の花の消費が落ち込んでいるということがあります。特に30代~40代の子育て世代における花の購入金額は、50代以上の半分にも満たないのが現状です。

 子どもの頃に花に触れない環境で育つと、大人になってから花の購買行動に影響を及ぼすといった知見もあります。そのため子どもと親が一緒に花に触れ、楽しむ場の創出が、花卉業界の大きな課題となっているのです。

 日本一のスイートピーや新しい品目であるラナンキュラス、ダリアなどの産地化を進めている本県にとっても、若い世代の花卉消費拡大は大きな課題です。

 このため県福岡事務所では、9年ほど前からJA宮崎経済連やNPO法人などと連携し、本県産の花を知ってもらい、もっと親しんでもらう「花育」に取り組んでいます。

 この「花育」では福岡県内の小学校や児童館などで、児童や保護者を対象に本県産の花を使ったフラワーアレンジメント教室を開いています。希望者は年々増加しており、本年度の参加者は200人を超える盛況ぶりです。

 参加者は初めて花に触れる子どもや保護者も多く、本県がスイートピーなどの花の産地であることを知らない人がほとんどです。しかし、リピーターの人からは「家で花を飾る機会が増えた」「産地を意識して購入したい」などといった声も聞かれるなど、「花育」の取り組みが着実に本県産花卉の認知度向上や消費拡大につながってきていると感じています。

 福岡事務所では、「花育」の取り組みの充実を図るとともに、新たな企画として福岡県内の花の小売店と連携した「宮崎オリジナル花束」の提案を行うことで、本県産花卉の消費拡大のみならず、花卉業界全体の活性化に取り組んでいきます。
(県福岡事務所・古川智久)

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