みやビズ

2018年10月17日(水)
紙面県内経済

売り込めみやざきブランド へべす

2017/11/18

【東京発】スイーツPR効果的

 「夏から秋の宮崎県のお薦め商品は」と聞かれたとき、私は真っ先に「へべす(平兵衛酢)」を思い浮かべました。へべすは日向市特産の酢みかんで、「かぼす」や「すだち」より皮が薄く、種が少なくてジューシー。爽やかな酸味で、さまざまな素材と相性が良いのが特長です。

東京の百貨店「松屋銀座」で販売された「へべすロール」

【東京発】スイーツPR効果的


 「夏から秋の宮崎県のお薦め商品は」と聞かれたとき、私は真っ先に「へべす(平兵衛酢)」を思い浮かべました。へべすは日向市特産の酢みかんで、「かぼす」や「すだち」より皮が薄く、種が少なくてジューシー。爽やかな酸味で、さまざまな素材と相性が良いのが特長です。

 しかし、これまで日向地区だけに栽培が限定されていたため、県外での流通は少なく、首都圏で見かけることはめったにありません。

 昨年度の首都圏での認知度調査では、へべすを知っている消費者は2%しかいませんでした。何といっても年間生産量が約5500トンのすだちに対して、へべすは100トンにすぎませんので。

 そこで東京事務所では認知度向上を狙って、10月4日から17日にわたり、百貨店「松屋銀座」での「秋のGINZA大食品祭〈宮崎〉」において、へベすを使ったスイーツやレストランメニューの開発を支援しました。

 フェアの準備は5月にスタート。まずは百貨店の担当者の関心を得るため、資料の説明だけでなく、日向市の生産者3人にも来ていただいて、試食や産地の思いを語ってもらいました。

 へべすの魅力を生かしたロールケーキやデニッシュの開発では、サンプルの手配や試作など、産地と百貨店が一体となって取り組むプロジェクトとなりました。

 これらの取り組みの結果、売り場担当者からは「銀座のフェアでは、通常は試食する人は少ないが、へべすはたくさんの人が試食していた。食材としても味がまろやかで素晴らしい。名前にも趣があり、私自身ファンになりました」との高い評価をいただきました。

 期間中、へべすを使ったスイーツは千個以上を売り上げ、スイーツに加工した売り込みは消費者が手に取りやすく、非常に効果的なPR方法だと感じています。

 一方で、へべすの味を知っていただいても、首都圏には購入できる店がないという現実があります。

 このような中、素晴らしい品質の地域資源を生かしていくため、昨年度、県内全域でへべすを生産するプロジェクトがスタートしました。今後、産地と行政が一体となって積極的な生産拡大と、効果的な販売戦略を講じていく必要があると考えています。

 東京事務所では、その一助となるよう引き続き首都圏で、へべすの魅力発信に取り組んでいきます。

 
(県東京事務所・中原亜理江)

アクセスランキング

ピックアップ