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2019年11月21日(木)
紙面県内経済

新海屋、北浦に新工場 鮮魚加工、欧米輸出へ

2017/10/20

 鮮魚の加工・卸売販売の新海屋(延岡市、小川祐介社長)は来年3月、延岡市北浦町に食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」に対応した新加工場「北浦ベース」を開設する。主力商品のブリを三枚におろしたフィーレの需要が北米で顕著な伸びを見せており、輸出用フィーレの受注にも対応する。

来年3月に稼働する新海屋の新社屋兼工場の完成予想図

 鮮魚の加工・卸売販売の新海屋(延岡市、小川祐介社長)は来年3月、延岡市北浦町に食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」に対応した新加工場「北浦ベース」を開設する。主力商品のブリを三枚におろしたフィーレの需要が北米で顕著な伸びを見せており、輸出用フィーレの受注にも対応する。

 同社の主要取引先は現在、国内の大手回転寿司(すし)チェーンや大手居酒屋。年間取扱量はブリ15万匹、カンパチ6万匹、マダイ2万匹。主に県内、大分の養殖会社から仕入れる。小川社長によると、国内分の注文が年々増加していることに加えて、国内商社を通じた輸出用フィーレの加工依頼も入り始めたことから、ハサップに対応した加工場の建設を決めた。

 新工場は、東九州自動車道・北浦インターチェンジ近くの敷地約3300平方メートルに今月下旬に着工する。建屋は鉄骨平屋で約1400平方メートル。1時間にブリ約1200匹をフィーレに加工する設備を導入することで、処理量は現在の4倍となる。2020年にはハサップ認証を取得し、北米や欧州向けのフィーレの加工を開始する計画。

 設備投資額は約7億円。金融機関からの借り入れのほか、水産庁のハサップ対応のための施設改修等支援事業から1億1700万円の助成を受ける予定。新工場稼働による運転資金について、宮崎銀行が8千万円の私募債を引き受けた。現在の本社兼工場は閉鎖する。

 小川社長は「北浦は養殖会社が多い。高速道路も整備されており大分にも近い。高品質の商品をしっかり流通させたい」と話した。

 同社は「新海社」として11年に設立、13年に延岡市粟野名町に加工場を設立。今年9月に社名を変更した。売上高は17年2月期が9億6千万円。18年2月期は12億円、新工場稼働後の19年2月期は15億円を目指す。

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