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2018年9月23日(日)
紙面県内経済

ひでじビール「栗黒」、世界最高賞

2017/10/06
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 延岡市の宮崎ひでじビール(永野時彦社長)が輸出用に開発したビール「栗黒(くりくろ)」が、英国のロンドンで開かれたワールド・ビア・アワード(WBA)2017のスタウト&ポーター部門で最高賞に選ばれた。日本のビールが最高賞に輝いたのは4年ぶり2例目で、5日に記者会見した永野社長は「ビールの本場で、本当に味の分かる人たちに選ばれた賞。価値がある」と喜びを語った。

ワールド・ビア・アワード2017のスタウト&ポーター部門で最高賞に輝いた、宮崎ひでじビールの「栗黒」=5日午前、県庁

 延岡市の宮崎ひでじビール(永野時彦社長)が輸出用に開発したビール「栗黒(くりくろ)」が、英国のロンドンで開かれたワールド・ビア・アワード(WBA)2017のスタウト&ポーター部門で最高賞に選ばれた。日本のビールが最高賞に輝いたのは4年ぶり2例目で、5日に記者会見した永野社長は「ビールの本場で、本当に味の分かる人たちに選ばれた賞。価値がある」と喜びを語った。

 栗黒は、高温で乾燥させて黒くなるまで焦がした大麦と、本県産クリを副原料に仕込んだ黒ビール(スタウト)。コーヒーのような香ばしい香りとクリの上品な香り、濃厚なコクが楽しめる。アルコール度数が9%と高いため、長期間の瓶内熟成が可能。熟成を進めることで味がまろやかになるという。

 永野社長によると、約5年前に米国の酒類関連会社から輸出を持ちかけられたが、既製品では採算が合わず、そこで米国側の「アルコール度数が高く、原料に日本らしさがある」といった条件を満たす輸出専用商品を開発。ラベルは地元内藤家の能面をモチーフとした和風のデザインにした。15年2月から輸出を始め、これまでに330ミリリットル瓶で約2万8千本を輸出。現在は全米18州で流通している。

 WBAは英国で毎年開かれている世界的なビール品評会。今年は36カ国から過去最多となる約1900銘柄の出品があった。6~8月にかけて各国予選に始まる3段階の審査があり、栗黒が最高賞に輝いたスタウト&ポーターのほか、「ラガー」「ペール」「サワー」など8部門で世界一を決め、9月下旬に結果が発表された。

 栗黒は全量を米国に輸出している。受賞を受け、国内販売を検討しているが、早くても年末となる見込み。永野社長は「県産原料100%のビールづくりに挑戦している企業にとって(高評価は)ありがたい。これからも県民が誇りに思えるビールメーカーになれるよう頑張りたい」と話した。

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