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2019年7月18日(木)
紙面県内経済

清武工場生産停止 ソーラーフロンティア

2017/09/27

 太陽電池パネルを製造販売するソーラーフロンティア(東京)が宮崎工場(宮崎市清武町)での生産を12月末で停止することが26日、同社への取材で分かった。主力の国富工場(国富町)に生産機能を集約し、コスト競争力を高めるのが狙い。従業員を配置転換するほか、希望退職にも応じる。

 同社は昭和シェル石油の子会社で、CIS薄膜太陽電池パネルを製造する。国内外で販売を展開してきたが、海外市場では中国メーカーなどが低価格攻勢を強めており収益環境が悪化。国内市場も売電価格の下落などで不振が続く。円高の影響も受け、2015、16年と2年連続の赤字を計上している。

 このため、販売の国内回帰を進めると同時に、付加価値の高い製品開発による収益力向上を目指す。コスト構造も見直す必要があることから、今月末で宮城県にある東北工場の操業を一時停止(19年に再開予定)。12月末に宮崎工場の生産を停止させ、国富工場に一本化する。

 国富工場は単一製品を製造しており、年産700メガワット。今後は一部の生産ラインを入れ替え、東北、宮崎工場の製品を引き継ぐ多機能化を図る。

 宮崎工場は敷地面積5万平方メートル、延べ床面積2万7千平方メートル。09年に生産を開始し、現在は年産80~90メガワット。設備が老朽化しており、生産再開の有無を含め、今後については未定となっている。業務委託や派遣社員といった外部人材を含め100人弱が働いており、このうち社員約50人は配置転換する。転換先は国富工場のほか、首都圏など都市部の営業、営業支援職となる。

 国富工場では社員約460人と外部人材約240人がおり、東北工場からの配置転換で社員が20人程度増える見通し。宮崎工場の生産停止後も人員規模は維持するが、一部社員を配置転換する。

 個々の事情で配置転換に応じられない社員のために、50人枠の希望退職制度も設けた。再就職のあっせんも含め、来月3~6日に開く社員説明会で諸条件を示す。同社は「希望退職制度はあくまで選択肢の一つとして用意した。50人の希望退職を募るのではなく、希望退職に応じるという姿勢」としている。

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