みやビズ

2018年8月15日(水)
紙面県内経済

売り込めみやざきブランド 6次産業化

2017/09/16

宮崎発 人材育成や販拡支援

「みやざき6次化チャレンジ塾」講義の様子

宮崎発 人材育成や販拡支援

 みなさん「6次産業化」という言葉を聞いたことがありますか? 6次産業化とは、農林漁業者(1次産業)が核となり、食品加工等(2次産業)や販売・サービス(3次産業)等の分野に、自ら取り組んだり、これら事業者と連携したりすることで農林水産業の可能性を広げていく取り組みです。

 つまり、1次産業×2次産業×3次産業の強みを掛け合わせることで、地域経済を活性化させる新しい産業をつくろうという施策で、本県のフードビジネス推進の大きな柱です。

 県では6次産業化に取り組む農林漁業者を支援するため「みやざき6次産業化サポートセンター」を設置し、食品加工や販売・PR、事業企画等を支援する29人の専門家(6次産業化プランナーといいます)による、きめ細かなサポートを行っています。

 また、県内8カ所の農業改良普及センターにおいて毎月1回地域相談会を開催するとともに、6次産業化の基礎講座となる「みやざき6次産業化チャレンジ塾」や、さらなるスキルアップに向けた「みやざき6次産業化販売強化塾」等の人材育成対策に取り組んでいます。

 さらに、大手量販店のバイヤーとのマッチング会や求評会などにより、開発された新商品の販路開拓を支援しています。

 川南町の「Agristream Kimura Farm株式会社」代表の木村幸司さんもその一人。自慢のマンゴーを使ったコンフィチュール(ジャムの一種)は、欧州で開催される世界的なコンクールで最高賞を受賞するほどのおいしさで、国内外の有名デパート等で販売されています。

 これらの取り組みの結果、今月時点で国の認定事業者は93件と全国3位、食料品・飲料等出荷額等の伸び率は2010年比で17%増の全国4位と、地域経済の活性化に貢献しています。

 6次産業化に取り組むことは起業と同じで、技術習得や資金調達、人材確保など簡単ではありません。しかし、自らが自信を持って生産した農産物に新しい命を吹き込む取り組みは、そのプロセスの中で多くの人との出会いや気づきがあり、そして自らの生産を見直すきっかけとなるようです。

 本県の6次産業化に向けた取り組みは「みやざき6次産業化サポートセンター」のフェイスブックやホームページ、冊子などで情報発信しています。ぜひご覧いただき、宮崎の6次産業化商品のファンになっていただければと思います。
(県農業連携推進課・川畠達裕)=第3土曜日掲載=

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