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2019年7月19日(金)
紙面県内経済

事業承継者の発掘強化 県支援センター

2017/09/16

 中小企業や個人事業主の事業承継を支援する公的機関、県事業引継ぎ支援センター(宮崎市)は起業意欲のある人材発掘に力を入れている。後継者のいない事業者からの相談が増加しているためだ。同センターは事業承継の候補者を登録する「後継者人材バンク」の充実に向け、30日に登録説明会を開く。

 他の企業による合併・買収(M&A)や従業員による事業引き継ぎに加え、事業承継の選択肢を増やすため、同センターは7月に同バンクの本格運用を開始。現在、県内の30、40代を中心に9人が登録する。

 一方、第三者への事業売却に関する事業者からの相談が増加。本年度の新規相談は8月末までの5カ月で21件。早くも昨年度1年間の22件に迫る勢いだ。これらの相談は事業の売買が成約したり、自主廃業したりした案件を除いて蓄積される。8月末現在、事業承継の可能性がある相談蓄積は32件となり、今後も増加が見込まれる。

 同バンクは主に個人事業主からの事業承継を想定している。蓄積された相談には飲食業や食品製造業、旅館業などで適した経営規模の案件が数多く含まれる。事業承継で起業する場合、取引先や経営ノウハウ、知名度などを引き継げる利点がある。

 同バンクへの登録には、起業する業種の絞り込みや、ある程度の経営知識が必要。同センターに相談すれば、登録希望者の現状に合わせた助言や支援先、経営セミナーなどの紹介が受けられる。同センターの岡村巖専門相談員は「登録を増やすには、まずは相談を増やすこと。そのために説明会を開く」としている。

 登録説明会は30日午後1時半~3時、宮崎市の複合ビルKITEN8階で開き、同バンクの仕組みや起業のポイントなどを紹介する。申込書は同センターのホームページから入手できる。問い合わせは同センター(電話)0985(72)5151。

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