みやビズ

2019年10月18日(金)
紙面県内経済

ミヤチク新工場着工 EU輸出拠点に

2017/08/23

 宮崎牛の欧州連合(EU)向けの輸出を推進するため、食肉処理や加工販売を手掛けるミヤチク(都城市高崎町、新森雄吾社長)が、都農町川北の都農工場敷地内に新たに建設する工場の起工式が22日、現地で行われた。最新鋭の設備で高い衛生環境を確保し、本県畜産業活性化の中核を担う。2019年3月に完成予定。

県内のJA関係者らが集まり行われたミヤチクの新たな工場の起工式=22日午前、都農町川北

 宮崎牛の欧州連合(EU)向けの輸出を推進するため、食肉処理や加工販売を手掛けるミヤチク(都城市高崎町、新森雄吾社長)が、都農町川北の都農工場敷地内に新たに建設する工場の起工式が22日、現地で行われた。最新鋭の設備で高い衛生環境を確保し、本県畜産業活性化の中核を担う。2019年3月に完成予定。

 従来の工場の隣に造られ、延べ床面積約1万4千平方メートルの鉄骨3階建て。総事業費は約80億円で、このうち約36億円は国と県からの補助金。従来の工場は1972(昭和47)年の操業開始から45年がたち老朽化し、EUの基準を満たしていない。新工場稼働に伴い操業を終える。

 新工場は、牛と豚の処理工程を完全分離するなど衛生面での環境を改善。処理までに12時間以上待っている牛や豚に餌を与える設備を整え、動物福祉にも配慮する。これらのEUへの輸出に必要な機能を県内の工場で初めて備える。

 また、牛肉に加え新たに豚肉の海外輸出にも対応する。食肉処理能力は1日当たり牛60頭、豚820頭で、従来と変わらない。

 これまでの海外輸出量は昨年度が牛肉73・6トンで、約6割を米国と香港向けが占める。新工場完成後の2021年度には、輸出量を93トンにまで増やす計画で、うちEU向けは6トンほどを見込む。

 起工式は県内JA関係者ら約100人が参加。JA宮崎経済連会長を務める新森社長は「EU向けにも対応した新工場で輸出拡大に力を入れ、口蹄疫からの復興に励む生産者の期待に応えて、勇気を与えられる施設にしたい」と強調した。

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