みやビズ

2018年6月24日(日)
紙面県内経済

産業つなぎ価値創出 米良会長インタビュー

2017/08/11

 みやざき観光コンベンション協会の会長に県商工会議所連合会会頭の米良充典氏(71)=米良電機産業社長=が就任した。増加する外国人旅行客への対応や2020年開催の東京五輪・パラリンピックに向け、地方都市への誘客などの課題が山積する。取り組みの方向性について米良氏に聞いた。

 めら・みつのり 鹿児島経済大(現鹿児島国際大)卒。米良電機産業社長。2010年11月から県商工会議所連合会、宮崎商工会議所の会頭。1945(昭和20)年12月生まれの71歳。

 みやざき観光コンベンション協会の会長に県商工会議所連合会会頭の米良充典氏(71)=米良電機産業社長=が就任した。増加する外国人旅行客への対応や2020年開催の東京五輪・パラリンピックに向け、地方都市への誘客などの課題が山積する。取り組みの方向性について米良氏に聞いた。

 -7月に就任した。まず取り組むことは。

 協会がこれまで組織的にどう動いてきたのかを整理し、活動の“見える化”を進める。同時に県内26市町村から観光に関する取り組みなどについて聞き取り、各地域の情報を収集するよう指示している。また、関係団体など観光の現場を知る人たちと意見交換する方針だ。

 情報発信のすべてを市町村任せにするのではなく、協会が取りまとめて発信することでPR力を高める。もちろんコンベンションの誘致にも積極的に動く。

 -スポーツキャンプや食を中心とした観光ツールをどう生かすか。

 プロ野球やサッカーJリーグのキャンプのほか、箱根駅伝を3連覇した青山学院大駅伝部やラグビー日本代表が県内で合宿した。実績を重ねているようだが、現状に安心しているようにも見える。もっと長く宮崎に滞在してもらえるように球団やチームに働き掛けなければいけない。

 例えば農作物の新たな品種を開発し、ブランドを定着させるのには相当な費用と時間がかかる。しかし、本県では既にスポーツ医療や施設、食材が充実している。また、自然の美しさなどは今すぐにでも発信できる。「海がきれい」といった分かりやすいことでも、もっと絶え間なく、粘り強く発信しなければならない。

 -県商工会議所連合会会頭を兼務するメリットは。

 経済活性化に最も即効性があるのが観光振興。観光消費は年配の夫婦から低価格を求める若者まで多様化している。男女によっても消費行動はさまざまで、これらに対応できる幅が観光地の懐の深さとなる。

 本県は農林畜産業の体験やマリンレジャー、スポーツ、そしてすべての分野に関連する食など、いくつものバージョンを準備できることが強み。経済団体や関連する産業、そして観光を結び付け、新たな価値を創出し、発信できるよう仕掛ける。

 -JR九州が不採算路線の存続について議論が必要だという考えを示している。本県への影響が心配される。

 観光、経済に最も重要なことが人、物の輸送路の確保。宮崎は遠隔地なので陸海空のいずれのインフラも欠かせない。これまで航空各社やフェリー、バス会社に協力をいただいてきた。同社にも利便性向上と新型車両への更新などについて働き掛けたい。

 また、協会副会長には本県出身でもある同社宮崎総合鉄道事業部長の宮野原佳氏に就いてもらった。JR宮崎駅西口の再開発も控えており、同社と県、市、宮崎商工会議所、地元商店街などと連携を深め、駅の利用も促進する。

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