みやビズ

2018年5月23日(水)
紙面県内経済

売り込めみやざきブランド GAP

2017/07/15

【宮崎発】安全安心へ普及推進

 みなさんは、GAPと聞いて何を思い浮かべますか。某大手衣料品メーカーでしょうか。今、農業の分野ではGAPが熱いです。

 GAP(Good Agricultural Practice=良い農業の実践)は、農業経営のさまざまな場面で直面するリスクを確認し、対応策を整理していく取り組みのことです。

6月に県立農業大学校総合農業研修センターであったGAP指導者育成研修会

【宮崎発】安全安心へ普及推進

 みなさんは、GAPと聞いて何を思い浮かべますか。某大手衣料品メーカーでしょうか。今、農業の分野ではGAPが熱いです。

 GAP(Good Agricultural Practice=良い農業の実践)は、農業経営のさまざまな場面で直面するリスクを確認し、対応策を整理していく取り組みのことです。

 実際に経営しているみなさんにとっては当たり前のことでしょうが、今はその“当たり前”を伝えることがとっても難しい時代になっています。

 このため国内外で公表されている評価基準を用いて一人一人の農業経営を見直すことで、農作業に従事する家族や職員のみなさんが安心して農業生産に取り組める環境を整備することを目標としています。

 2020年東京五輪・パラリンピックでは、GAPに取り組んで生産された農産物のみが提供できるとされています。また、今後の輸出や大手量販店等との取引では、GAPを求められる機会が増加していくと言われています。

 これまで国内で推進されてきたGAPは、その認定や毎年の更新に多額の経費がかかるため、なかなか普及してきませんでした。

 このため県では東京五輪・パラリンピックに食材提供できるGAP基準として、国が示したガイドラインに完全に準拠した「ひなたGAP」を策定し、今秋から無償で認証サービスを開始することにしています。

 農業経営に従事する全ての人が「ひなたGAP」を意識した活動に取り組むことで、農業経営で発生する事故や作業ミス、雇用トラブル等を抑制することができます。

 その結果、農産物の安全安心が担保されるとともに、作業上の無駄ややり直しなどいらぬコストを省くことが可能です。

 また将来、取引でさらに上のGAPを求められた場合にも基本は同じなので、移行が楽になります。

 GAPは決して新しい取り組みではありません。これまで本県農業をけん引してこられた農家のみなさんが日々気を付けてきたことを、ノートにまとめてみるだけのことです。

 県では今後の農業経営指導の根幹にGAPの考え方を取り入れることにしており、JAグループや農業法人経営者協会等と連携することで、きめ細かなGAPの普及に取り組んでいきたいと考えています。

 
(県農業連携推進課・中村務)

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