みやビズ

2018年4月23日(月)
紙面県内経済

カンパチ「ひなた小町」初出荷へ

2017/05/16

 延岡市の養殖業3社でつくる生産者団体「eco勘」(黒田久行代表)は、国産の人工稚魚を用いたブランドカンパチ「ひなた小町」を19日から出荷する。カンパチ養殖は海外産の天然稚魚を利用するのが一般的だが、人工の稚魚を使うことで乱獲を防ぎ、環境への負荷を小さくする。「完全国産」の安全性や、脂の乗りなど味の良さもPRする。

ブランドカンパチ「ひなた小町」をPRする(右から)澤勝水産の澤部昭治代表、黒田水産の黒田代表、結城水産の結城嘉朗専務=15日午前、宮崎市中央卸売市場

 延岡市の養殖業3社でつくる生産者団体「eco勘」(黒田久行代表)は、国産の人工稚魚を用いたブランドカンパチ「ひなた小町」を19日から出荷する。カンパチ養殖は海外産の天然稚魚を利用するのが一般的だが、人工の稚魚を使うことで乱獲を防ぎ、環境への負荷を小さくする。「完全国産」の安全性や、脂の乗りなど味の良さもPRする。

 eco勘は同市北浦町阿蘇の黒田水産と澤勝水産、同市島浦町の結城水産の3社が今年2月に設立。近畿大(大阪府)が、ふ化させた人工稚魚を利用することで、天然資源に影響を与えない「完全養殖」が可能になったという。

 ひなた小町は3・5~4キロで、約50グラムの稚魚を2年ほどかけて成長させ、出荷。生産履歴がはっきりしており、安心・安全を強調できる。海外産では多く見られる、病気の国内への持ち込みも防ぐ。

 同大学の稚魚は太りが良く、地元産のアジやサバにビタミン剤を加えた特注の餌を与えることで、脂の乗った魚に仕上がるという。ブランド名は一般公募し、「まな娘のように愛情込めて育てた、ひなた(宮崎)で評判の美しいカンパチ」というイメージから決まった。

 15日は宮崎市中央卸売市場で発表イベントを行い、市場関係者を対象に刺し身の試食会を開いた。19日から県内を中心に出荷予定で、黒田代表(34)は「環境に配慮した上で、脂の乗りや食感など魚のおいしさにもこだわった。ぜひ多くの方に味わってもらいたい」と話していた。

アクセスランキング

ピックアップ