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2018年6月23日(土)
紙面県内経済

宮崎空港300万人台回復 LCC関西線好調

2017/05/15
宮崎空港300万人台回復 LCC関西線好調
 宮崎空港を発着する国内、国際線の2016年度の利用者数が前年度比2・4%増の306万1362人となり、9年ぶりに300万人台を回復したことが、県のまとめで分かった。16年4月の熊本地震の影響により減便となった国際線は伸び悩んだが、国内線で格安航空会社(LCC)の関西線が初めて通年運航した効果が全体を押し上げた。

 県総合交通課によると、同空港の利用者数は1997年度の347万人をピークに景気低迷などで減り始め、2007年度304万人を境に300万人を割った。その後は口蹄疫が襲った10年度は255万人、東日本大震災の影響が響いた11年度は249万人まで落ち込んだ。12年度からは景気回復や路線拡充などで増加に転じ、15年度は298万人まで持ち直していた。

 16年度の内訳は国内線296万8136人(前年度比2・7%増)、国際線9万3226人(同7・0%減)。国際3路線のうちソウル、香港線は熊本地震後の5~7月に利用が低迷したものの、その後は持ち直してほぼ横ばいを維持。一方、地震の影響により16年10月に週3便が2便に減便された台北線が前年度比21・1%減と落ち込んだ。

 国内線は15年8月に就航したLCCピーチ・アビエーション(本社・大阪)の関西線が初めて一年を通じて運航し、利用者は前年度比68・9%増の11万1204人に。

 福岡線も好調が続き、10・2%増の55万289人に増えた。要因として、地震で高速道など他の交通網が打撃を受けた分、空路に流れた可能性があるという。羽田線はほぼ横ばいだった。

 県は16年2月に策定した県交通・物流ネットワーク戦略で19年度310万人の目標を設定。同課は目標達成へ向け、「国際線は台北線の3便への回復、国内線は成田空港をターゲットにしたLCC路線の誘致活動などを引き続き進めていきたい」としている。

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