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2018年5月22日(火)
紙面県内経済

進出効果を期待 宮崎日機装着工

2017/05/13

 宮崎日機装の工場などが12日、宮崎市高岡町の宮崎ハイテク工業団地で着工した。インダストリアル、メディカル、航空宇宙の事業分野で競争力の高い製品群を持つ日機装(東京)が、自社の将来を託す生産拠点。受け入れる本県の行政や経済界からは雇用や技術開発、ビジネスチャンスの創出といった進出効果を期待する声が聞かれた。

起工式で刈初(かりぞめ)の儀に臨む日機装の甲斐敏彦社長=12日午前、宮崎市高岡町

 宮崎日機装の工場などが12日、宮崎市高岡町の宮崎ハイテク工業団地で着工した。インダストリアル、メディカル、航空宇宙の事業分野で競争力の高い製品群を持つ日機装(東京)が、自社の将来を託す生産拠点。受け入れる本県の行政や経済界からは雇用や技術開発、ビジネスチャンスの創出といった進出効果を期待する声が聞かれた。

 5年間で県内から400人の新規雇用が計画され、その後も人材の需要が見込まれる点について、河野知事は「県外に目が向きがちな若者や、県外で働いている本県出身者が『よし、宮崎で頑張ろう』というきっかけになるのではないか」と歓迎。同市の戸敷正市長も若者の流出抑制に期待感をにじませ、「県と同調しながら、人材確保や環境整備で日機装をバックアップしたい」と話した。

 昨年11月に日機装と包括連携協定を結んだ宮崎大では既に深紫外線発光ダイオード(LED)を組み込んだ簡易殺菌装置の共同開発が進む。池ノ上克学長は「大学には、さまざまな研究をやっている若手研究者がいる。そうした研究者にも日機装の宮崎進出は大きなインパクトとして伝わっている」などと語り、連携の深化に意欲を見せた。

 県商工会議所連合会の米良充典会頭は「宮崎の経済は今、動いている。日機装の宮崎進出はそれに拍車を掛けるものであり、本県経済に夢、希望、そして大きな刺激を与える」と期待を込める。

 県工業会の黒木裕孝専務理事は「ぜひ県工業会に加わり、県内の工業系企業と交流する場として活用を」とラブコール。「県内には日機装さんが知らない優れた技術を持つ企業もある。両者がかみ合い、シナジーを発揮して、本県経済を盛り上げてほしい」と述べた。

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