みやビズ

2018年11月17日(土)
紙面県内経済

チョウザメ養殖場完成 今秋から採卵、出荷

2017/04/05

 水産加工品製造卸売りの鰻楽(宮崎市)は、えびの市東長江浦にチョウザメ養殖場を開設した。チョウザメの魚卵を安定出荷し、高品質のキャビア生産につながる養殖拠点を目指す。落成式は3月27日、現地であり、社員や市職員、住民ら約40人が完成を祝った。

えびの市東長江浦に完成したチョウザメ養殖場を見学する関係者

 水産加工品製造卸売りの鰻楽(宮崎市)は、えびの市東長江浦にチョウザメ養殖場を開設した。チョウザメの魚卵を安定出荷し、高品質のキャビア生産につながる養殖拠点を目指す。落成式は3月27日、現地であり、社員や市職員、住民ら約40人が完成を祝った。

 同社は、宮崎市で養鰻業を営む大森淡水の関連会社で、2003年に設立。ウナギのかば焼きや美容健康食品の製造販売などを手掛け、13年からチョウザメ養殖に参入し、良質な水源が豊富で養殖に適した環境を持つ同市と今年2月に企業立地協定を結んだ。

 養殖場の用地は市と東長江浦地区住民の協力を得て選定を行い、5272平方メートルを確保。同地区に湧き出る地下水を活用した飼育池31面(1面当たり33~62平方メートル)を整備し、2月に完成させた。総事業費は約5400万円。

 現在、同社が宮崎市と新富町で飼育する計約5700匹のうち、シロチョウザメ1800匹、シベリアチョウザメ200匹を順次移していくという。キャビアとなる卵を抱えた個体が現れる今年秋から冬にかけて、「宮崎キャビア1983」を製造・販売するジャパンキャビア(宮崎市)の加工生産工場へ出荷する予定。5人を新規採用し、出荷状況をみて飼育池の増設も検討している。

 落成式では、同社の大森伸昭社長(42)が「えびの市の名産品となる高品質のキャビア生産につながるよう、安定して出荷していきたい」とあいさつ。村岡隆明市長は「良質な水を生かし、世界レベルの食材を生み出してほしい」と話していた。

アクセスランキング

ピックアップ