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2018年6月25日(月)
紙面県内経済

世界へ広がる会社に 宮崎日機装 西脇章社長に聞く

2017/03/31

ものづくり 多様な才能歓迎

 宮崎日機装が30日に設立され、初代社長に日機装副社長の西脇章氏(62)が就任した。日機装の未来を託す新工場のスタートを託された西脇氏に抱負や人材確保について聞いた。

にしわき・あきら 1977(昭和52)年、日機装入社。経営企画部長、常務執行役員などを経て、2016年3月から副社長。早稲田大。神奈川県出身。

ものづくり 多様な才能歓迎

 宮崎日機装が30日に設立され、初代社長に日機装副社長の西脇章氏(62)が就任した。日機装の未来を託す新工場のスタートを託された西脇氏に抱負や人材確保について聞いた。

 -抱負と本県の印象を。

 宮崎の地と縁が生まれたことは光栄であり、いろいろな意味で恵まれていると思う。まずは「地の利」。空港が中心部に近く、まちもコンパクト。30分あれば車で各地へ移動できる。物流を含め想像以上に利便性がいい。そこに12ヘクタールという広大な土地を入手できた。二つ目は「人の利」。県や宮崎市など行政も含め、人々が親切で温かくわれわれを歓迎してくれた。採用活動にも多くの方に関心を持ってもらっている。最後は「時の利」。2020年にグループ全体で売上高2千億円、営業利益200億円という業績目標を掲げた中期経営計画の2年目。大きな飛躍へ全社一丸で取り組んでいる勢いのある時期に工場を建設できるのは大きい。

 -今後の事業計画は。

 4月に仮事務所を開設し、工場の起工式は5月12日。操業は18年6月の見込み。航空機部品は取引先の厳格なチェックに2~3カ月を要するため、初出荷は秋だろう。初年度の採用は立ち上げの核となる30人程度。カスケードを製造している金沢製作所(石川県)で研修を受け、来春採用の100人の指導役にと考えている。100人は私がじかに面接する。

 工場の規模が大きく、事務や企画部門の人材も必要。東京の本社などで日機装の考え方や雰囲気を吸収し、宮崎で力を発揮してもらいたい。金沢は従業員の6割が女性。女性技術者も多いし、パートタイムの仕事もある。育児休暇などの制度も充実している。結婚などがあっても、長い目で見て女性が力を出せる職場環境にしていきたい。

 カスケード工場として出発するが、将来は産業用特殊ポンプの生産や血液透析装置などの医療機器の増産に対応できる、グループ全体の基幹工場に育てたい。航空機部品と医療機器を生産している金沢製作所の従業員数は約800人。航空機部品で21年度末までに500人を雇用する計画だが、順調に推移すれば千人規模の雇用も吸収できる。

 -人材確保は順調か。

 宮崎市内で会社説明会を4回開いたが、全て満席。想像以上に関心が高い。大学の会社説明会でも学生が集まってくれてありがたい。いずれポンプや医療機器の工場として使うとなると、いろんな才能を持つ人が必要。県内外を問わず、本格的なものづくりに携わりたい人は大歓迎だ。技術者として世界に羽ばたくチャンスもある。

 日機装グループは海外でも広く事業を展開している。今は何もないが、広い土地に工場を建て、多くの仲間を募り、優れた製品を生み出す仕組みを作る。多少の不安はあるが、高揚感というかワクワクした気持ちだ。宮崎に根を下ろし、世界へと広がっていく会社を目指したい。

 

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