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2018年4月23日(月)
紙面県内経済

細島-久里浜航路実現へ連携 日向市と横須賀市が協定

2017/03/14

 細島港(日向市)と久里浜港(神奈川県横須賀市)を定期航路で結ぼうと両市は13日、日向市の日向商工会議所で連携・協力協定を結んだ。官民一体となって荷主へのセールスを展開。細島-千葉の定期貨物航路を使い、6月ごろに久里浜港への寄港を試験的に実施する。

定期航路実現を目指す協定書に署名した日向市の十屋幸平市長(左)と横須賀市の吉田雄人市長=13日午後、日向市・日向商工会議所

 細島港(日向市)と久里浜港(神奈川県横須賀市)を定期航路で結ぼうと両市は13日、日向市の日向商工会議所で連携・協力協定を結んだ。官民一体となって荷主へのセールスを展開。細島-千葉の定期貨物航路を使い、6月ごろに久里浜港への寄港を試験的に実施する。

 久里浜港は東京湾の入り口に位置し、細島と同じ国の重要港湾に指定されている。2007年に燃料高騰の影響などで久里浜-大分の定期貨物航路が廃止となり、現在は九州方面とつながる航路がない。新航路開設を目指す横須賀市から4年前に日向市へ働き掛けがあり、互いに訪問して港の状況を視察するなど協議を進めてきた。

 細島-千葉の運航は週3往復。八興運輸(日向市)が細島から中継拠点の大阪・堺泉北港まで、同所から千葉は大王海運(本社東京・愛媛県四国中央市)がそれぞれ荷物を運んでいる。下り便は堺泉北から宮崎港経由で細島に到着。試験寄港は荷物の少ない下り便で行う。

 横須賀市が貨物船の積み荷スペースの一部を買い取り、両市から荷主に補助金を出すことも検討している。両市は18年度以降に川崎近海汽船(東京)の東京-細島の航路でも久里浜への試験寄港を計画しており、二つの航路で寄港を重ねながら物流ニーズや運航時間、コストなどを検証し、将来的な定期運航へつなげたい考え。

 同日は両市の市長と市議会議長、商工会議所会頭らが協定書に署名した。日向市の十屋幸平市長は「実現すれば首都圏から安定的・効率的な海上輸送が可能となり、日向市と県北地域の産業競争力の向上が期待できる」、横須賀市の吉田雄人市長は「久里浜港は東京や横浜に近く、高速道整備で交通アクセスも向上しつつある。連携してPRに取り組み、港の活性化につなげたい」と述べた。

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