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2019年5月23日(木)
紙面県内経済

県内企業懸命PR 大学生就職説明会解禁

2017/03/02

 大学生らの採用に向けた会社説明会が解禁された1日、宮崎市総合体育館では就職支援会社が合同会社説明会を開き、約500人の学生が来場した。昨年に続く売り手市場とあり、大手企業の参加も目立つ中、じっくりと構える学生たち。企業側は熱のこもった自社PRで学生の関心を集めようと懸命だった。

2018年卒業予定の学生を対象に宮崎市総合体育館であった合同会社説明会=1日午後、宮崎市

 大学生らの採用に向けた会社説明会が解禁された1日、宮崎市総合体育館では就職支援会社が合同会社説明会を開き、約500人の学生が来場した。昨年に続く売り手市場とあり、大手企業の参加も目立つ中、じっくりと構える学生たち。企業側は熱のこもった自社PRで学生の関心を集めようと懸命だった。

 説明会には県内外の79社が参加。宮崎大3年の岩崎真梨乃さん(21)は「企業や学生の数が多く、ついに始まったという実感が湧いてきた」。Uターン就職を目指す九州産業大3年の亀田凌平さん(21)=都城市出身=は「食で宮崎をアピールできる企業を見つけたい。給与の高さより、ワークライフバランスを重視。長い目で見たとき、その方が仕事も長続きすると思う」と話し、企業担当者の説明を熱心に聞いていた。

 企業側にとっては厳しい人材獲得競争のスタート。霧島酒造を傘下に持つ霧島ホールディングス(都城市)の堀之内宏俊管理本部部長は「採用意欲の高い都市部の大手に取られないよう、説明会などで学生と接触する機会を増やし、選考会につなげたい」と気を引き締めた。

 人手不足感の強いサービス業。回転寿司店「寿司虎」を展開する虎コーポレーション(同)の森木博子人事課長は「カナダに出店するなど成長意欲は十分。しかし、学生の出足が鈍い」と危機感を口にし、学生らに自社の魅力を懸命に伝えていた。

 別の就職支援会社が福岡市内で開いた説明会にも本県の学生が数多く訪れた。食品、薬品業界などを志望する宮崎大3年の今村奎吾さん(21)は「できれば県内で就職したいが、企業が少ないので県外企業を対象に活動する予定。お金がかかって大変だが、東京などの会社も探したい」と話していた。

 宮崎公立大の竹下淳一就職支援係長は「先輩から昨年の流れや情報を聞いているせいか、のんびりしている」と不安げ。企業側の動きについては「県内企業からも、東京や大阪に本社がある企業からも昨年より多くの採用担当者が来ている。優秀な学生を早く確保したいという焦りがあるのだろう」と語る。

 経団連の指針では面接解禁は6月。しかし、経団連の会員企業は一部であり、宮崎市での説明会を開いた就職支援会社のマイナビ(東京)の企業アンケートでは、全国的な面接のピークは4月、内々定を出すのは6月となっている。ただ、同社の岡本康利鹿児島支社長によると、宮崎や鹿児島の企業の多くが面接などの選考会を開くのは5月の大型連休明けという。

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