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2018年12月15日(土)
紙面県内経済

宮大と日機装、共同研究 技術革新など創出へ包括協定

2016/11/29

 宮崎大と日機装(東京、甲斐敏彦社長)は28日、共同研究によるイノベーション(技術革新)創出や人材育成を目的とした包括連携協定を結んだ。両者のシーズ(技術)とニーズをマッチングさせて新技術や商品の開発に取り組むもので、第1弾として日機装の「深紫外線発光ダイオード(LED)」を組み込んだ簡易殺菌装置を開発する。

調印式で握手を交わす宮崎大の池ノ上克学長(左)と日機装の甲斐敏彦社長=28日午後、宮崎市・宮崎大学

 宮崎大と日機装(東京、甲斐敏彦社長)は28日、共同研究によるイノベーション(技術革新)創出や人材育成を目的とした包括連携協定を結んだ。両者のシーズ(技術)とニーズをマッチングさせて新技術や商品の開発に取り組むもので、第1弾として日機装の「深紫外線発光ダイオード(LED)」を組み込んだ簡易殺菌装置を開発する。

 同大学の産学・地域連携センターが調整役となり、両者のシーズとニーズを適切に結び付ける会議を開催。同大学が提案し、日機装が承認したものを共同で研究する。研究費などは日機装が負担する。研究に学生を参加させることでイノベーション創出人材も育成する。

 特定の研究で企業と研究者や研究室が連携する例はこれまでにもあったが、今回のように大学全体で企業と直接連携し、学内横断的に研究に取り組むのは初めてという。

 第1弾の事業は、医学部で対策に取り組んでいる病院など施設内でのウイルス感染拡大防止に、強力な殺菌能力を持つ深紫外線LEDを使えないかという発想から生まれた。1、2年をかけて実験や試作機を開発。臨床現場での効果確認などを経て、3年以内の製品化を目指す。

 同日は宮崎市の同大学で調印式があった。甲斐社長は、先日報道された宮崎工場の新設と合わせて「協定によって生まれる技術、製品が宮崎発で世界に発信されることを期待している」、池ノ上克学長は「日機装はグローバルに事業展開している。研究者だけでなく学生にとっても希望が持て、将来を見渡せる体制がつくれたと思う」と述べた。

 日機装は深紫外線LEDのほか、航空機部品、産業用特殊ポンプ、血液透析機器などの製造を手掛けている。

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