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2019年9月20日(金)
紙面県内経済

平兵衛酢、全国展開目指す 農家や自治体タッグ

2016/09/13
平兵衛酢の生産拡大に向け会見した成合部会長(左から5人目)や十屋市長(同4人目)、安田町長(1番左)ら=12日午後、県庁

平兵衛酢の生産拡大に向け会見した成合部会長(左から5人目)や十屋市長(同4人目)、安田町長(1番左)ら=12日午後、県庁

 カボス(大分県)、スダチ(徳島県)に追い付け追い越せ-。日向市や門川町、県などは、近年需要が増えている日向地域特産の香酸かんきつ(酢ミカン)類「平兵衛酢(へべす)」の栽培を県内全域に広げて生産量を拡大させ、全国展開を視野にブランド化を目指す。12日に地元首長や生産者団体の代表者らが県庁を訪れ、生産態勢強化へ意欲を示した。


 平兵衛酢の生産量は近年、120トン前後で推移。価格低迷や生産者の高齢化もあり、ピーク時(1995年)の213トンの半分程度となっている。地道なPR活動や加工品の増加などで首都圏などでも徐々に知名度は高まっているが、生産量が追い付かずブランド化の足かせとなっていた。

 加えて、昨年の県内生産量106トンのうち97%を日向地域が占める。平兵衛酢の販売価格は1キロ479円(2015年、露地物)と温州ミカン(同)の2倍以上となっていることから、県などは、かんきつ類の栽培が盛んな県南地区を中心に、国の補助事業などを用い平兵衛酢への改植を奨励する。

 県総合農業試験場も協力して日向市周辺で苗木を生産。現在の栽培面積24ヘクタール(15年)を25年に40ヘクタールに増やし、将来は千トンの生産態勢を目指す。

 県庁ではこの日、JA日向平兵衛酢部会の成合利浩部会長や、十屋幸平・日向市長、安田修・門川町長らが会見。成合部会長らは「生産地を全県に広げるのは大切な娘を嫁にやる気持ち」、「日向地域の宝を宮崎、日本、世界の宝とするため、カボスやスダチに追い付け追い越せで取り組む」と意気込んでいた。

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