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2020年2月25日(火)
紙面県内経済

万代ホーム株式譲渡 酒のキンコー(鹿児島)傘下に

2013/09/21

酒のキンコーのグループ企業となった万代ホームの本社

 注文住宅の施工、販売を手掛ける万代ホーム(都城市)は、九州各県で酒類の業務用卸売を展開する「酒のキンコー」(鹿児島市、濵田龍彦社長)に全株式を譲渡し、同社のグループ企業となったことが20日、分かった。売買契約締結は19日付。酒のキンコーは不動産事業を展開するグループ企業を持っており、その傘下となることで、事業拡大に向けた相乗効果が期待できると判断した。売却額は非公開。

 約100人の従業員の雇用と社名は維持される。万代ホーム代表取締役社長には濵田社長が就任し、前社長の前田隆治氏は代表権のない会長に就いた。同社の関連会社で、不動産事業を手掛ける万代不動産(都城市、前田隆治社長)については、経営権は変わらず、従来通り事業を継続する。

 万代ホームによると、同社は1983(昭和58)年に創業。現在、宮崎、鹿児島県で事業を展開しており、2013年8月期決算の売上高は約25億円、最終利益は約7千万円を計上している。

 今期売上高は約30億円を見込み、消費増税前の駆け込み需要などを背景に業績は好調に推移しているものの、「九州の住宅市場では大手との競争が激しくなっている」(前田会長)。このため、豊富な資金力を持つ企業の傘下に入り、事業拡大や経営基盤強化を図ろうと、合併・買収(M&A)の相手先企業を探していた。

 酒のキンコーは、酒類の業務用卸売業で九州ナンバーワンのシェアを持ち、グループ全体の売上高は230億円。不動産事業を手掛けるグループ企業・南日ホームと万代ホームの連携を進め、九州全域での住宅事業の展開を視野に入れる。

 前田会長は「今回のM&Aで、九州全域で戦える体制が整った。グループの資金力は大きく、これまでできなかった事業展開も図れるようになり、従業員の雇用の安定にもつながる」と話している。

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