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2020年2月25日(火)
紙面県内経済

健康食品でGMP 県内初 ニホンバイオフーヅ製造(宮崎市)

2012/12/11

ニホンバイオフーヅ製造のGMP適合認定を「次につなげたい」と意気込む四田社長(前列左から3人目)ら=10日午前

 健康食品研究開発、製造を手掛ける日本バイオフーヅグループ(宮崎市田野町)のニホンバイオフーヅ製造(同、四田美利社長)は10日、厚生労働省が示し公益財団法人・日本健康栄養食品協会が定める「適正製造規範(GMP)ライセンス」を取得した。

 県内の健康食品製造会社で初めて。より安心・安全な製品の継続的な供給を実現するための取り組みで、GMPライセンスを前面に健康食品の素材が豊富な九州、本県における製造拠点としての存在感を発揮したい考えだ。

 GMPは、原料の受け入れから最終製品の出荷に至るまでの品質と安全性を確保するための規則とシステム。もともと医薬品や医薬部外品製造のために必要とされてきたもので、近年、サプリメント業界でも取得が進んでいる。

 製造作業管理の実施、適切な管理組織と構造設備の構築などで厳格な基準が設けられていることから取得は難しく、国内数千社あるといわれる健康食品製造会社のうち、120社ほどしか取得していないという。

 ニホンバイオフーヅ製造は今年2月以降、医薬品会社OBなどが務める同協会のコンサルタントから指導を受けながら、毎月勉強会を実施。品質管理基準書や製造衛生管理基準書から、社員の身だしなみチェック票や設備の清掃記録などまで事細かに対応を積み重ねてきた。

 同社は以前から、HACCP(危害要因分析重要管理点=食品を製造する工程で危害を起こす要因を管理し、安全性を確保する手法)を取り入れて安心・安全な製品の提供に努めてきたこともあり、コンサルタントからは「のみ込みが早い」という反応も。11月19日に行われた同協会による審査で、安全性確保の規則などが「全体的によくできている」と高く評価され、GMP工場として認定された。

 同社によると、サプリメント業界は成長分野ながら、素材が豊富な本県、九州から地域外に製造拠点が流出している現状もあるという。四田社長は「GMP認定で受託製造に対する販売会社からの信頼度も上がる。製造から販売まで『オール九州』を実現させたい」と話している。

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