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2018年12月12日(水)
紙面県内経済

経産省、新連携事業に認定 宮崎市の教育情報サービス

2012/10/13

「リモコン倶楽部Z」に「シンクボード」を組み入れたことで、シンクボードで記録した描画(画面右側)の比較もできる

 教育関連ソフト開発の教育情報サービス(宮崎市、荻野次信社長)は、情報コンテンツ制作ソフト「ThinkBoard」(シンクボード)を用いた新たな教育システムで経産省の新連携事業の認定を受けた。学校現場で情報通信技術(ICT)を用いた授業などに活用できるシステムで、教育系ソフトが関連する新連携事業認定は初めてといい、同社は認定を販路拡大につなげたい考え。

 認定されたのは、シンクボードをソフト開発のゼッタリンクス(東京)の教育支援ソフト「リモコン倶楽部Z」に組み込んだシステム。シンクボードは画像やPDFファイルなどをパソコンに表示させ、手書き描画や音声を加えながらコンテンツを制作するソフト。講義内容を理解させる目的などで、多くは大学や学習塾など教育現場に採用されている。

 一方、リモコン倶楽部Zは授業中などに複数のパソコンを遠隔操作できるソフト。教師のパソコンで生徒の端末を操作できるほか、アプリケーションの一斉起動や授業に必要な教材ファイルの配布、回収などが可能で、現在、大学や小中学校など約4千校が45万学級で利用している。これにシンクボードを組み込むことで、出題に対する生徒の解答過程を描画で記録させ、それを回収して生徒の理解度を把握したり、解答の比較検討などが可能になる。

 教育情報サービスは今年に入り、シンクボードに関心を寄せたゼッタリンクスとの連携を模索し、両ソフトを組み合わせるアイデアに到達。8月に新連携事業認定を申請し、「ICT活用による一斉学習に加え、学習者同士が教え合い学び合う協働学習などが実現できる」などと評価され、今月1日に認定された。

 シンクボードに関し教育情報サービスは今年4月、中小企業基盤整備機構から販路拡大につながる事業認定を受け、大阪府立大や旭化成のグループ企業などでの採用に結びつけて導入先を増やしている。荻野社長は「今回の認定は商品の価値や信用度を高める意義があり、教育現場での活用で人づくりにもつながる」と、導入先の一層の拡大に努める姿勢を見せている。

 システムは2013年に販売開始予定。教育情報サービスTEL0985(35)7851。

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