みやビズ

2019年4月19日(金)
紙面県内経済

拓け!海外市場~タイ発 オールみやざき営業便り

2016/06/04

日本政府観光局(JNTO)主催のFITフェアの様子

高い“日本熱” 観光客増へ本県PR

 観光パンフレットを求めて、「キュウシュウ!」「トーキョウ、オーサカ!」との声を響かせながら、多くのタイ人がブースに押し寄せてくる光景に驚きを隠せませんでした。これは、昨年11月にタイの首都バンコクで開催された日本政府観光局(JNTO)主催のFITフェア(個人旅行者向けの旅行イベント)に参加した時のことです。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)の中でも、タイの“日本熱”の高さは断トツです。2015年度の訪日外国人旅行者数を見ると、タイが約80万人でトップ。続くシンガポールとマレーシアがそれぞれ約31万人で、倍以上の開きとなっています。

 しかしながら年間80万人の訪日旅行者の中で、九州への観光客は5万人にも達していません。残念ながらタイの中での九州・宮崎の知名度はまだまだと言えます。

 こうした中、宮崎県では九州各県と連携して「まずは九州の知名度を上げよう」という取り組みを進めています。

 昨年は九州のさまざまな観光地情報を現地に発信するため、タイで人気のテレビ番組の制作スタッフを九州各県に招きました。宮崎県内でも各地でロケが行われ、高千穂峡や鵜戸神宮などを紹介しました。

 観光客を誘致することは、日本の食のPR、販路開拓にもつながります。昨年、当事務所の主催でバンコクにある高級百貨店で「日本ふるさと名産食品展inバンコク」を開催しました。食品展では日本を訪れたことがあるタイ人から「日本旅行で食べた○○は売っていないのか?」という質問が何度かありました。訪日旅行で体験した食事が、地元で日本の食品展を訪れるきっかけになっているのです。

 今後、宮崎県が海外市場の開拓を進めていく上で、広域の連携、観光と物産との連携など、オール九州、オール宮崎での取り組みが重要になります。これからも、このような視点でASEAN各国で宮崎の観光地や食の魅力を精力的に発信していきたいと思います。

 (自治体国際化協会シンガポール事務所長補佐・押川麻子)  =第1土曜日掲載=

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