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2019年10月14日(月)
紙面県内経済

ソラシド9期連続黒字 新規那覇線で増収

2016/05/27

過去最高の売上高を計上した2016年3月期決算を発表する高橋洋社長=26日午後、県庁

 ソラシドエア(宮崎市、高橋洋社長)は26日、2016年3月期決算を発表した。那覇路線の新規就航により、売上高に当たる営業収入は前期に続き過去最高を更新する380億5500万円(前期比6・8%増)となった。純利益は39・4%(6億500万円)減の9億3千万円。増収減益は2期ぶりで9期連続の黒字。

 機体の定期整備費用として整備引当金22億円を繰り入れた一方、燃料費は原油価格が低下したことで22億円減の約73億円に圧縮。営業費用は360億4200万円(4・3%増)にとどめた。また、昨年3月の那覇-中部、那覇-石垣線の就航により営業収入が拡大したため、営業利益は9億3600万円増の20億1200万円(86・9%増)を確保。営業利益率は2・2ポイント改善し5・2%とした。

 経常利益も過去2番目となる16億6100万円(3・9%増)。自己資本比率は整備引当金が会計上負債に勘定されるため2・7ポイント減の26・3%となった。配当は1株500円を予定している。

 17年3月期について同社は「熊本地震による収支面の影響を見極める必要がある」として業績予想は見送った。

 全路線の平均搭乗率は62・3%(前期63・6%)。路線別搭乗率は羽田線は宮崎63・7%(62・8%)、長崎71・4%(69・4%)と好調。那覇線は宮崎73・6%(69・4%)、鹿児島81・2%(66・5%)、新規就航の中部71・8%、石垣59・6%と高水準だった。

 一方で、民事再生手続きが終了したスカイマークと競合する羽田-鹿児島50・1%(54・9%)、那覇-神戸49・6%(63・6%)は不調だった。

 高橋社長は「日本航空の動向も注意しながら低価格競争による泥仕合は避け、高品質のサービスで対抗する」と話した。また熊本地震については「観光のダメージが大きい。一人でも多くの人に九州に来てもらえるよう社を挙げて取り組む」と決意を述べた。

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