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2018年7月20日(金)
紙面県内経済

フュージョンと事業統合 事業効率化で岡崎鶏卵

2016/03/24

統合の目的や経緯について説明するフュージョンの赤木八寿夫社長(右)と岡崎鶏卵グループの岡崎誠一社長=23日午後、都城市役所

 鶏卵の生産販売を手掛けるフュージョン(都城市、赤木八寿夫社長)と鶏卵販売・加工の岡崎鶏卵グループ(同、岡崎誠一社長)は23日、事業統合で基本合意した。フュージョンによる実質的な吸収合併とみられ、卵の生産や販売、加工など、それぞれの得意分野を一体化することで事業の効率化を図る。

 フュージョンは、採卵鶏ひなの生産販売を行うアミューズ(日向市)を中心としたアミューズグループ企業。同グループは全体で採卵鶏250万羽を所有する九州最大級の採卵養鶏総合企業で、フュージョンのGPセンター(卵パック工場)では1日約100トンの卵の選別・パック詰めを行い、福岡や大阪、企業向けに販売している。

 一方、岡崎鶏卵グループは本県と鹿児島県に小売り拠点を置き、広く販売網を構築。同社の加工センターでは卵焼きや液卵などを中心に加工製品を製造しており、販売網を生かした事業を展開してきた。しかし、自社のGPセンターで、養鶏場から仕入れる卵の価格上昇分を販売価格に転嫁できず、債務超過の状態に陥っていた。

 事業統合により、フュージョンは南九州地域での販売網と加工部門を強化。また、両社のGPセンター機能をフュージョン側に集約し、岡崎鶏卵グループのGPセンターは加工施設として活用する。

 岡崎鶏卵グループの社名は消滅するが、長年愛用されている商品ブランド「オッケーたまご」は継続して使用。都城など計約100人の雇用も維持する。岡崎社長はフュージョンの加工部門責任者に就任する予定。

 23日、都城市役所で基本合意の調印に臨んだ赤木社長は「九州全体の養鶏業界の発展に貢献していきたい」、岡崎社長は「お互いの強い部分を生かし、お客さんに高品質の商品を届けたい」と話していた。

 岡崎鶏卵グループの岡崎誠会長は昨年10月まで都城商工会議所の会頭を務めた。

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