みやビズ

2020年2月25日(火)
紙面県内経済

福岡発・売り込め みやざきブランド 【千切り大根】

2016/02/20

千切り大根を使った料理教室の様子

栄養と話題性でPR

 千切り大根は、全国で流通する国産の約9割を、宮崎市や国富町を中心とする本県産が占め、日本一の生産量を誇る商品である。また、本年度「みやざきせんぎり大根」として新たにブランド認証され、さらなる販売促進に努めている。

 北九州市の卸売業者・北九州青果の担当者によると、「宮崎県産の千切り大根は色が白く鮮やかで、量販店からの評価が高い」という。

 これは、冬場の晴天と霧島おろしといわれる季節風により乾燥が早いことが主な要因であり、この他にも、変色防止対策として製造後にマイナス20度以下の冷凍庫に保存するなど品質保持のための産地の取り組みが評価に結びついていると考えている。

 しかしながら、博多阪急百貨店の担当者が「若い消費者は、栄養面の魅力をまだまだ知らないし、調理に手間がかかることもあり、売場になかなか近づいてくれない。また、40~50代の方でも使い方を知らない人が多い」と話すように、若年層だけでなく全体として、消費が伸び悩んでいる。

 このような中、「千切り大根をヨーグルトで戻す」という、手軽に栄養を余すことなく摂取できる方法がテレビなどで話題となり、その直後、福岡市内の量販店や百貨店で売り上げが伸びた。

 福岡市内で料理教室を主宰する松尾麻衣子さんは「千切り大根はおいしくて食物繊維やビタミンB1などの栄養価が高いのが魅力。また、簡単に両方の栄養が取れる料理方法は若い人にも受け入れられやすい」と話す。

 このように、味や栄養価など、その食品が持つ魅力とあわせ、話題性のある食べ方も同時に紹介していくことが、より多くの人に食べてもらうための鍵となりそうだ。

 県福岡事務所でも、JA宮崎経済連と連携して親子を対象とした食育講座を開催し、簡単においしく作ることのできる料理法の紹介を行っている。

 今後は、料理教室等とも連携を図りながら、ヨーグルトで戻すなどの簡便で話題性のある食べ方を模索するとともに、健康に関心の高い消費者をターゲットにした食べ方の提案・発信を積極的に行い、宮崎産千切り大根の消費拡大に努めていきたい。
(県福岡事務所・鶴田雅俊)

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