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2019年8月21日(水)
紙面県内経済

“エコギア自転車”発売へ フリーパワー(宮崎市)の特許活用

2016/02/10

新型ギアについて説明するフリーパワーの濱元社長=9日午後、県庁

 自転車の新型ギアを開発した宮崎市の企業「フリーパワー」を中核とする新連携事業計画が九州経済産業局に認定され、同社の濱元陽一郎社長らが9日、県庁で記者会見を開いた。補助金などを活用しながら新型ギアを搭載した自転車の開発や製造、販売事業を推し進めていく。認定は2月3日付。

 新型ギアの商品名は「エコギア」。弾力性の強いゴムなどの反発力を使い、ペダルをこぐ力を楽にする。走行時の膝への負担を軽減するだけでなく、走行中の加速性も向上することが国士舘大学の協力で行った検証で確認されているという。国内と合わせ、中国、台湾でも特許を取得している。

 連携体では、サンプロジェクトジャパン(宮崎市)が販路開拓、松尾ボーリング工場(同)が開発を担当する。ほかにもソシデア知的財産事務所(同)や県産業振興機構、自動車部品メーカーのニチワ(日南市)、自転車部品大手のシマノ(堺市)が技術や製造面などで支援する。

 エコギアを使った自転車の価格は4万8千円程度となる見込み。10月から販売を始め、2016年度は県内で千台、17年度は本県と鹿児島県で計3千台、20年度には熊本、福岡を含め計1万5千台を販売目標に掲げる。

 濱元社長は会見で「自転車の市場規模は大きい。販路を開き、日常の足として使っていただけるよう普及させたい」と述べた。

 九州経済産業局が認定する「新連携事業」は、複数の異分野の中小企業がそれぞれの強みを持ち寄り、一つの事業体として新ビジネスに取り組む。本年度は九州6件、うち本県1件が認定された。

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