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紙面県内経済

鹿銀、肥後銀 統合最終合意 共同会見

2015/03/28

経営統合について最終合意したと発表する鹿児島銀行の上村基宏頭取(左)と肥後銀行の甲斐隆博頭取=27日午後、熊本市・日航ホテル熊本

 肥後銀行の甲斐隆博頭取と鹿児島銀行の上村基宏頭取は27日、熊本市で記者会見を開き、経営統合の最終合意を発表した。両頭取は新設する持ち株会社「九州フィナンシャルグループ」の経営方針について「両行の地元を基盤に国際化を進め、九州を国内外へ発信する」と意気込みを語った。(本社経済部取材班) 
 -最終合意した感想は。

 上村 ようやくスタートラインに立てたという感じ。陸上競技ならレディーの状態。株主総会がセット。ゴーは新会社設立。これからだという思いを新たにしている。

 甲斐 昨年の基本合意から4カ月半。この間、両行のメンバーが真剣になってまとめてくれた。かなり両行のチームワークは高まってきている。

 -社名に込めた思いは。

 甲斐 お客さま満足度の向上を追求し、質量ともに九州トップの総合金融グループを目指す。両行のふるさとを基盤に広域化、国際化を進め、九州を国内外へ発信する。

 -質量とは何を指すのか。

 甲斐 単純に貸し出し、預金の競争ではなく、あくまでお客さまの満足が収益に反映されると思っている。それぞれの地元は人口減少で経済的なパイが小さくなり、過疎化していく可能性がある。それを緩やかにする努力を経済界全体でしなければいけない。一方で経済はグローバル化している。アジアとの関係が深くなっており、対応していく努力が必要。両行が協力してやる方が有効性が高まる。

 -2020年度の指標で預金残高9兆円以上、貸出金残高6兆5千億円以上としている。人口減少の中で達成可能なのか。

 上村 それほど高みを目指した目標ではない。9兆円を超すというのは、毎年両行が1500億円ずつ預金を伸ばせば20年には到達する。県内には預金、貸し出しのマーケットがまだある。宣言したことだから命を懸けてやる。

 -海外展開やアジア市場についてどうみているのか。

 上村 海外展開は銀行より、お客さまの方が先んじている。遅れに対し、じくじたる思いがある。サポートやコンサルタントをするためには拠点を置かないといけない。東南アジアの有力都市に拠点を持ちたい。今の段階で決まってないが、マーケットとして非常に魅力的だ。

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