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紙面県内経済

ヒノキ床材を高硬度化 日東(都城)

2015/03/03

硬度を大幅に高めた床材を生産する新工場と東達郎社長=都城市

 都城市の日東(東達郎社長)は主力製品である国産ヒノキ・スギのフローリング(床材)を一新し、表面塗装の硬度を大幅に向上させた。塗装の厚さを従来の5倍とすることなどで、材が軟らかくて傷つきやすいという針葉樹の弱点を克服した。

 同社はヒノキの床材・壁材生産で全国トップ。「傷がつきにくければいいのに」という消費者ニーズを受け、10年ほど前から硬くて割れにくい塗料を求め、メーカーに試作を依頼するなどしてきたが、納得のいく結果を得られなかった。昨年、これまで取引のなかったメーカーが開発した塗料が条件を満たすことが分かり、高硬度の製品化にめどが立った。

 また、市場で競合しているサクラやナラなどの広葉樹を使った中国製品の価格が円安の影響で上昇。これを好機と捉え、4億円を投じて専用塗装ラインを備えた新工場(床面積2310平方メートル)を建設し、1月に稼働させた。

 新製品「キズつかーズ シリーズ」は塗料の重ね塗りを従来の2倍の6回にし、塗布量も5倍にした。結果、ヒノキ床材はJISの鉛筆硬度試験で最高の「6H以上」を達成。芯が硬い6Hの鉛筆で引っかいても傷がつかず、従来の「6B~5B」から格段に硬度が増した。JASの摩耗試験でも従来の2・5倍以上の耐摩耗性を示している。

 今後、ヒノキ・スギ床材の全量を同シリーズに切り替える。販売元は日東フローリング。東社長は「ここまで硬い塗装はなく、他社との差別化につながる。価格を据え置き、インパクトを与え、世の中に広めたい。国産材の需要拡大が最大の目的」と話している。

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