みやビズ

2019年7月21日(日)
紙面県内経済

福岡発・売り込め みやざきブランド【日向夏】

2015/01/17
食べ方工夫、魅力発信

日向夏の果肉・皮を丸ごと使ったかき氷

 冬から初夏の果物といえばかんきつ類。近年はさまざまな種類のものが店頭に並んでいるが、その中でも鮮やかな黄色でひときわ目をひくのが、宮崎特産の日向夏だ。

 本県で発見されて間もなく200年。宮崎生まれのかんきつとして愛されてきた日向夏は、温暖な気候を生かして年末からゴールデンウィーク過ぎまで出荷され、全国の5割の生産量を誇っている。福岡市内の量販店関係者から、「日向夏の鮮やかな黄色は冬~初夏の贈答用の果物詰め合わせには欠かせない」と高く評価され、宮崎を代表する果物として人気がある。

 しかしながら、近年、果物全体の消費は伸び悩んでおり、消費者へのアンケートによると、果物を食べない理由として「皮をむく手間がかかる」という意見が多くなっており、リンゴのように包丁での皮むきが必要な日向夏には特に厳しい現実だ。そこで現在、専用のピーラーの開発に取り組んで需要拡大を狙っている。

 そのような中、昨夏、東京・原宿にも進出している福岡のかき氷専門店「ミルクアンドハニー」で、九州のフルーツを中心に全国の高級食材を使った「オトナのための究極かき氷」に「宮崎県産日向夏」が登場した。

 薄くスライスしたフワフワの氷の上に、果皮も含め果実を丸ごと使用した特製シロップ「氷蜜(ひみつ)」は、清涼感のある酸味に程よい甘さと渋みがアクセントとなり、日向夏の魅力を最大限に引き出している。期間限定のショップには、連日多くのファンが来店しており、日向夏の味を知ってもらういい機会となった。

 また、イオン九州の立石弘司産地開発部長が「カットフルーツの需要が伸びている。日向夏でもカット商品を開発すれば売れるのでは?」と話すように、そのまま食べられ、ちょうどいい量が買えるカットフルーツでの販売は、若い夫婦世帯や単身世帯等などへの販路拡大も期待できる。

 日向夏の良さを知ってもらうためには、まずは食べてもらうことが必要だ。生鮮、加工品の形で、より多くの人に魅力を知ってもらう機会を作ることで、日向夏全体の消費拡大につながるよう取り組んでいきたい。(県福岡事務所・鶴田雅俊)

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