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2018年4月23日(月)
紙面県内経済

「コストコ」フェア盛況 スーパー運営永野(宮崎市)

2014/08/01

人気の高いコストコから仕入れた生アーモンドとポテトチップス=宮崎市・ながの屋プラス食の森うめこうじ佐土原本店

 県内外で米系量販店大手「コストコ」のプライベートブランド(PB)を販売する小売りが増えている。県内ではスーパー「ながの屋」「うめこうじ」12店舗を運営する永野(宮崎市、永野雄太社長)が6月から始めた「コストコフェア」が盛況だ。小売りが小売りのPBを販売するという一見、“おきて破り”の手法だが、フェア期間中は完売する商品が続出するほど人気で、集客増につながっている。

 永野は2008年からコストコのPB販売を始めた。永野社長が福岡県久山町のコストコ久山店に行ったのがきっかけだった。永野社長は「店舗の規模や商品のサイズ、品質の高さに驚いた」と振り返る。また、「県内から同店までの時間や高速代、ガソリン代を考えると、永野が仕入れて販売すれば、お客さまに喜んでもらえる」と考えたという。

 当初は菓子などの消費期限の長い商品を常設販売していた。しかし、牛肉の加工品やソーセージ、パン、ピザといった消費期限の短い商品が欲しいという顧客の要望に応じ、今年6月からこれらの商品を期間限定で仕入れ始めた。

 永野社長によると、コストコが小売店と業務提携や販売協力をすることがないため、永野のバイヤーが直接、保冷トラック3台でコストコ久山店に出向き、一般客と同価格で仕入れる。

 コストコPBを販売する同業他社は県内外で増えている。価格はまちまちでコストコでの定価に対し店頭価格は20~40%上乗せされている。永野はこれを10%台に抑えており、永野社長は「利益率は数%程度。お客さまが求めているものを提供するサービスの一環だと考えている」と説明。集客増の分析はまだできていないが、「主婦などの間で口コミで広がり、仕入れてほしい商品の要望が届くほど認知度が高まった」(同社)という。

 7月12、13日にあった3回目のフェアでは、過去に人気の高かった牛肉加工品の「プルコギビーフ」を500個、パンの「ディナーロール」千袋など約80品を仕入れた。初回から規模は拡大しており、仕入額は初回の約700万円から約1千万円に上ったという。

 永野社長は「コストコ側も大量仕入れに協力してくれる関係が築けている。添加物や化学調味料の少ない商品を選んで仕入れたい」と話している。

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