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2018年11月17日(土)
紙面県内経済

動画で数学解説 教育情報サービスが講義群発売

2014/07/18

タブレット端末で再生される「ユニバーサル数学」の動画。後ろは動画制作の基になった学習書

 教育関連ソフト開発などを手掛ける教育情報サービス(宮崎市、荻野次信社長)は、公益財団法人日本数学検定協会(東京)発行の学習書を分かりやすく解説する動画講義群「ユニバーサル数学(ユニスウ)」を発売した。全国の教育機関へ広め、情報通信技術(ICT)を活用したキャリア教育やリメディアル教育(補習教育)の充実を後押ししたい考え。

 ユニバーサル数学は、日本数学検定協会が初めて公認した動画講義群。同社の情報コンテンツ制作ソフト「ThinkBoard(シンクボード)」を用いて、本県在住の講師が中心となって問題を丁寧に解説している。約7カ月という短時間で、1590本の動画群を完成させた。

 同協会の要点整理シリーズ・数学検定の準1級(高校3年レベル)、2級(同2年レベル)、準2級(同1年レベル)、3級(中学3年レベル)、4級(同2年レベル)、5級(同1年レベル)の問題を網羅。学年を超えて学ぶことができるため、学習者がつまずいた箇所に戻って学習したり、反転授業に役立てたりできる。

 動画は「画像」「音」「手書き」の良さを組み合わせたシンクボード形式で提供するため、スマートフォンなど小さな端末でも分かりやすく伝わる。また、「倍速再生」「スイッチバック」といった機能があり、通学中など“スキマ時間”の学習にも適しているという。

 今月2~4日には、県のICT産業経営力強化事業を受託して東京ビックサイトに出展。教育関係者だけでなく、多くのメディア関連業、配信事業者らの関心を集めた。今後、全国の代理店を通じて、デジタルコンテンツを配信するプラットホームを持つ企業などにも売り込んでいく。

 近年、国内の大学生の数学力が落ちていることが問題にもなっており、大学はその教育に苦慮している現状も。荻野社長は「学年を超えて、掘り下げて学べるコンテンツ群を提供したい、とリリースした。宮崎発の製品として全国へ広めたい」と話している。同社(電話)0985(35)7851。

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