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2018年6月19日(火)
紙面県内経済

九州パンケーキに投資 宮銀地方創生1号ファンド

2016/01/28

 宮崎銀行と宮銀ベンチャーキャピタルは27日、共同設立した「みやぎん地方創生1号ファンド」の第1号案件として一平(宮崎市、村岡浩司社長)に8千万円を投資したと発表した。同社は宮崎市高岡町の旧穆佐小の一部を同市から購入し、「九州パンケーキミックス」の配送拠点を新設するほか、ベンチャー企業の成長支援に活用する。投資は同日、普通社債の引き受けによって実行された。

 購入するのは鉄骨2階建ての校舎1棟(延べ床面積992平方メートル)と土地2101平方メートル。

 配送拠点の新設は販売好調な九州パンケーキミックスの増産に伴うもので、インターネット通販など小口客への配送を担う。学校給食用の車寄せなどが配送にそのまま使えるなどのメリットがあり、同市松山1丁目にある事務所機能も移転する。今春の稼働を見込んでおり、正社員5人、パート5人の新規雇用を予定する。

 このほか、村岡社長が県内での起業を支援する民間団体「宮崎スタートアップバレー」で最高顧問を務めていることから、起業やベンチャー企業の成長を後押しするため、貸事務所5室と室内を共同利用するコワーキングスペース1室を設ける。

 同ファンドから調達した資金は改装やインターネット環境の整備、商品開発、人材育成などにも充てられる。

 宮銀ベンチャーキャピタルの原田正純社長は「地方で起業し、九州の原材料を使って生まれた九州パンケーキミックスの事業強化に加え、起業家向けにも資金が活用されるとあり、第1号にふさわしい案件。鹿児島も含め、第2号、第3号案件を発掘していきたい」と話している。

 同ファンドは、地元企業の成長支援を通じた地方創生への貢献が目的。昨年10月に設立し、総額5億円。

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